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NordVPNを2年使った正直な感想|海外出張で手放せなくなった理由

NordVPNを使い始めてから、気がつけば2年が経ちました。

最初は「海外出張のときだけ使えればいいか」くらいの軽い気持ちで契約したのですが、今ではスマホにもPCにも常駐させています。東京の自宅、バンコクのカフェ、上海のホテル、ソウルの空港ラウンジ、パリの駅前スタバ。この2年で持ち歩いた先は数え切れません。

この記事では、2年間使い倒してきた一ユーザーとして、NordVPNの良いところも悪いところも正直に書きます。「結局どうなの?」を知りたい方に向けて、実測データと実体験をベースにまとめました。

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結論:海外に出る人なら契約して損はない

先に結論を書きます。NordVPNは海外出張や旅行が多い人にとって、かなり頼れるツールです。

2年プランなら月額$3.39(約510円)。ペットボトルのお茶1本分で、海外のフリーWi-Fiを安心して使えて、日本のNetflixやTVerも観られる。筆者にとっては完全に元が取れている投資です。

ただし完璧ではありません。Androidアプリのバックグラウンド切断が時々起きること、月額プランだと割高なこと、サポートが英語中心であること。この辺は正直に触れます。それでも総合的に見て、海外で使うVPNとしてはベストだと感じています。

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他のVPNサービスとの比較が気になる方は、海外旅行におすすめのVPN 5選も参考にしてください。

NordVPNを選んだ経緯

筆者がVPNを本格的に使い始めたのは2024年の春です。きっかけはバンコクへの出張でした。

ホテルのフリーWi-Fiで仕事をしていたのですが、ふとSlackの通信が暗号化されていない状態で流れていることに気づいたんですよね。IT企業でPMをやっている身としては、さすがにこれはまずいと思いました。帰国後すぐにVPNを探し始めて、最終的にNordVPNを選んでいます。

決め手は3つありました。まず、速度テストのレビューでNordVPN独自のNordLynxプロトコルの評判が良かったこと。次に、同時接続10台という余裕。そして、中国でも使えるという情報が多かったことです。上海出張が控えていたので、これは大きなポイントでした。

セットアップ:10分で完了する

契約からセットアップまでは驚くほど簡単でした。

NordVPNの公式サイトでプランを選んで、メールアドレスとクレジットカードを入力。アカウントが作成されたら、Windows版のアプリをダウンロードしてインストール。ログインして「Quick Connect」を押す。これだけです。

所要時間は正味10分ほどでした。ITに詳しくない人でも迷うことはないと思います。

スマホ側も同様で、App StoreまたはGoogle Playからアプリを入れて、同じアカウントでログインするだけ。PCとスマホの両方にインストールしても、10台の同時接続枠があるので余裕です。筆者は自分のWindows PC、MacBook、iPhone、Androidタブレットの4台に入れていますが、まだ6台分の枠が余っています。家族のデバイスも保護できるのは地味にありがたいです。

NordLynxプロトコル:速度の秘密

NordVPNの速度が速い理由は、NordLynxという独自プロトコルにあります。

これはWireGuardをベースにNordVPNが独自改良したもので、従来のOpenVPNやIKEv2と比べて格段に速いです。技術的な詳細は割愛しますが、体感としては「VPNを使っている感覚がほぼない」レベルです。

筆者の自宅環境(東京、光回線)での実測値を載せておきます。

条件下り速度上り速度Ping
VPNなし96Mbps89Mbps4ms
NordVPN(NordLynx)82Mbps74Mbps8ms
NordVPN(OpenVPN)54Mbps41Mbps14ms

NordLynxでの速度低下は約15%。OpenVPNだと40%以上落ちるので、NordLynxの速さは明らかです。YouTube 4Kも途切れずに再生できますし、Zoomのビデオ会議も問題なくこなせます。

ちなみにプロトコルの切り替えはアプリの設定画面から2タップで完了します。普段はNordLynxのまま自動接続にしておけば、意識する必要はありません。

各国での実使用レポート

ここからは、実際に各国で使ったときの体験を書いていきます。

バンコク:カフェでの銀行アプリ事件

バンコクは年に2〜3回出張で訪れるのですが、NordVPNの出番が一番多い都市でもあります。

ある日、スクンビットのカフェで仕事をしていたときのこと。急ぎの振込があって、VPNを切った状態でうっかり銀行アプリを開こうとしたんです。そのとき画面にセキュリティ警告が出て、「このネットワークは安全ではありません」と表示されました。慌ててNordVPNを接続してからアクセスし直したのですが、あの瞬間に「VPNなしで公共Wi-Fiを使うのは本当に危険だ」と身をもって実感しました。

バンコクのホテルWi-Fiでの速度はこんな感じです。

条件下り速度上り速度
VPNなし48Mbps22Mbps
NordVPN(NordLynx)41Mbps18Mbps

ホテルの回線自体がそこまで速くないので、VPNの影響は相対的に小さくなります。41Mbpsも出ていれば、動画視聴もビデオ会議もストレスなしです。

上海:難読化サーバーが命綱になった話

上海出張では、NordVPNの真価を痛感しました。

ご存じの方も多いと思いますが、中国ではGoogleもLINEもInstagramもブロックされています。仕事で使うGmailやGoogleドライブにもアクセスできません。VPNがなければ、日本との連絡手段がほぼ断たれます。

ホテルにチェックインして、まずNordVPNの通常サーバーに接続しました。ところが繋がらない。何度試してもタイムアウトになります。正直、焦りました。

そこで思い出したのが、事前に調べておいた「難読化サーバー」(Obfuscated Server)の存在です。NordVPNのアプリで設定画面を開き、「Obfuscated Servers」をオンにして接続し直したところ、10秒ほどで繋がりました。

この難読化サーバーは、VPNの通信を通常のHTTPS通信に見せかける技術です。中国のグレートファイアウォールはVPNプロトコルの特徴的なパケットパターンを検知してブロックしますが、難読化するとその検知をすり抜けられます。

以降、上海滞在中の4日間は難読化サーバーに繋ぎっぱなしで過ごしました。Gmail、Slack、Googleドライブ、全部普通に使えました。たまに接続が不安定になる瞬間はありましたが、再接続すればすぐに復帰します。

この経験があるので、中国出張がある方にはNordVPNを強くおすすめしています。ただし、渡航前に必ずアプリのインストールとログインを済ませておいてください。中国国内ではNordVPNの公式サイト自体がブロックされているので、現地でのセットアップは困難です。

ソウル:安定感が光る

ソウルでは特にドラマチックなエピソードはないのですが、逆に言えばそれが良いところです。

仁川空港のフリーWi-Fiに繋いでNordVPNをオン。日本サーバーに接続して、待ち時間にTVerで見逃していたドラマの続きを観る。ホテルでも同様。何の問題もなく、VPNの存在を意識せずに使えました。

ソウルは日本からの物理的な距離が近いこともあって、日本サーバーへの接続速度は快適そのものです。Pingも低く、ウェブブラウジングの体感はVPNなしとほぼ変わりません。

パリ:ホテルでNetflix JPが完璧に動いた夜

パリへの出張は2025年の秋でした。時差の関係で、夜はホテルで過ごす時間が長くなります。

そんなとき、NordVPNで日本サーバーに接続してNetflixを開いたら、普通に日本のライブラリが表示されました。海外から日本のNetflixにアクセスしようとすると、通常はその国のライブラリに切り替わってしまいます。でもNordVPN経由なら、日本にいるのと同じ状態でコンテンツを楽しめます。

パリのホテルWi-Fiは正直あまり速くなかったのですが(VPNなしで32Mbps程度)、NordVPN接続後も27Mbpsほど出ていたので、HD画質での視聴は問題ありませんでした。字幕付きの日本のドラマを観ながら眠りにつく夜が、出張の小さな楽しみになっています。

ストリーミング対応状況

海外からの日本コンテンツ視聴は、NordVPNを使う大きな理由の一つです。筆者が2026年3月時点でテストした結果を載せます。

サービス視聴可否備考
Netflix JP視聴可日本サーバー接続で日本ライブラリが表示される
TVer視聴可全番組視聴可能
ABEMA視聴可プレミアムも問題なし
Radiko視聴可位置情報をオフにする必要あり
Amazon Prime Video JP視聴可ごく稀にブロックされることがある
DAZN JP一部不可サーバーによってブロックされる場合あり

基本的には日本の主要サービスはほぼカバーできています。ただし、各ストリーミングサービスはVPN対策を日々強化しているので、将来的にブロックされる可能性は常にあります。NordVPNはサーバーのIP更新が頻繁で、ブロックされても比較的早く対応している印象です。

料金プランの分析

NordVPNの料金体系を整理します(2026年3月時点)。

プラン月額総額1日あたり
2年プラン(Basic)$3.39(約510円)$81.36約17円
1年プラン(Basic)$4.99(約750円)$59.88約21円
月額プラン(Basic)$12.99(約1,950円)約65円

正直なところ、月額プランは高すぎます。月に1,950円も払うなら他の選択肢を検討すべきです。NordVPNの真価が発揮されるのは、2年プランの月額510円という価格帯です。1日17円でこれだけの機能が使えるなら、コストパフォーマンスは非常に高いと感じています。

上位プランのPlusやCompleteには、パスワードマネージャーやクラウドストレージが付いてきますが、筆者はBasicで十分だと思っています。VPN以外の機能は既に別のサービスで賄っているので、無理に上位プランを選ぶ必要はないでしょう。

30日間の返金保証があるので、まず試してみて合わなければ解約するのが賢い使い方です。

アプリの使い勝手

NordVPNのアプリは、Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ブラウザ拡張と幅広く対応しています。筆者が日常的に使っているのはWindows版とiOS版です。

Windows版は世界地図上にサーバーが表示されるUIで、接続したい国をクリックするだけ。「Quick Connect」ボタンを押せば、最適なサーバーに自動接続してくれます。特定の国のサーバーに繋ぎたいときは、左側のサーバーリストから選べます。動作は軽快で、接続にかかる時間はNordLynxなら2〜3秒程度です。

iOS版も同じくシンプルで、アプリを開いてワンタップで接続。バックグラウンドでも安定して動作します。

一方で、Android版には少し不満があります。バッテリー最適化の影響で、バックグラウンドに回ったときにVPN接続が切れることが時々あるんです。設定でバッテリー最適化の対象外にすれば改善しますが、デフォルトでそうなっていないのは不親切だと感じます。これはNordVPN側というよりAndroid OSの仕様に起因する問題ですが、初心者は気づかないまま保護されていない状態で使ってしまうリスクがあります。

キルスイッチ機能は全プラットフォームで利用可能です。VPN接続が切れた瞬間にインターネット通信を遮断してくれるので、うっかり生の通信が流れてしまう心配がありません。筆者は常にオンにしています。

2年間で感じたデメリット

良いことばかり書いても信用されないと思うので、2年使って感じたネガティブな点も正直に書きます。

まず、先ほども触れたAndroidアプリのバックグラウンド切断問題。これは地味にストレスです。気づいたらVPNが切れていた、というのはセキュリティ製品としては困ります。対処法はありますが、デフォルトで対応してほしいところです。

次に、月額プランの価格設定。$12.99は明らかに「2年プランに誘導するための価格」です。短期間だけ使いたい場合に割高なのは残念です。1〜2週間の旅行で試してみたいだけなら、30日の返金保証を使うのが現実的な回避策になります。

サポートが英語中心であること。ライブチャットは24時間対応で反応も早いのですが、日本語で問い合わせると機械翻訳っぽい返答が返ってくることがあります。技術的な質問は英語で書いたほうがスムーズです。日本語サポートを重視する方は、国産のMillenVPNも選択肢に入ります。

あとは、中国での接続が100%安定しているわけではないこと。難読化サーバーを使えば基本的に繋がりますが、中国のネット規制は時期によって強化されることがあり、そのタイミングでは不安定になることもあります。完璧を求めるなら、バックアップとして別のVPNも用意しておくのが無難です。

NordVPNが向いている人・向いていない人

2年間の経験から、NordVPNが合う人と合わない人を整理してみます。

向いている人は、海外出張や旅行が年に数回以上ある方。日本のストリーミングコンテンツを海外から観たい方。中国への渡航がある方。家族で複数デバイスを保護したい方。費用対効果の良い2年プランで長く使える方。

一方で、月単位で契約したい方、日本語サポートが必須の方、中国での100%の安定接続を求める方は、別のサービスも検討したほうが良いかもしれません。

NordVPNを含む主要VPNサービスの総合比較はVPN比較まとめ記事をご覧ください。

まとめ:「あって当たり前」のツールになった

2年前は「海外出張のとき便利かな」くらいの位置づけだったNordVPNですが、今では「あって当たり前」の存在になりました。

上海で難読化サーバーに助けられた夜。バンコクのカフェで銀行アプリを安全に使えた日。パリのホテルで日本のドラマを観ながら眠りについた夜。振り返ってみると、旅先のちょっとした安心感や快適さを支えてくれていたのは、いつもNordVPNでした。

月額510円でこの安心感が手に入るなら、十分すぎるリターンだと筆者は思っています。30日間の返金保証があるので、まずは次の海外渡航のタイミングで試してみてください。合わなければ返金すればいいだけです。

NordVPN公式サイトへ →(2年プラン月額$3.39〜・30日間返金保証付き)

ちなみに、海外でNordVPNを使うにはそもそもデータ通信が必要です。ホテルのWiFiだけに頼るのが不安な方は、eSIMを出発前にインストールしておくと常時接続が確保できます。eSIMの選び方は海外eSIM比較記事、設定手順はeSIM設定ガイドにまとめています。

また、海外での支払い手段も事前に整えておくと安心です。VPN契約にも使えるクレジットカードの選び方は海外旅行向けクレジットカード比較を参考にしてください。

VPNサービス全体の比較については、海外旅行におすすめのVPN 5選|実測速度で徹底比較で詳しく書いています。NordVPN以外の選択肢も気になる方は、あわせてご覧ください。

よくある質問

NordVPNは中国で使える?
使えます。ただし通常のサーバーではブロックされることがあるため、難読化サーバー(Obfuscated Server)に切り替える必要があります。切り替え後は安定して接続できました。
NordVPNで日本のNetflixは見られる?
筆者のテスト時点(2026年3月)では問題なく視聴できています。TVer、ABEMA、Radikoも同様です。ただしストリーミングサービス側のVPN対策は常に変化するため、将来的にブロックされる可能性はあります。
NordVPNの速度低下はどれくらい?
東京の自宅回線(光回線)でVPNなし96Mbpsに対し、VPN経由で82Mbps。約15%の低下です。体感ではほぼ気になりません。動画視聴にも支障はありません。
NordVPNとExpressVPNどっちがいい?
速度はほぼ互角です。価格はNordVPNのほうが年額で安く、同時接続台数も10台(ExpressVPNは8台)と多い。筆者は費用対効果でNordVPNを選んでいます。速度を最重視するならExpressVPNも良い選択です。
NordVPNの解約方法は?
アカウント設定から自動更新をオフにするだけです。30日間の返金保証期間内であれば、ライブチャットで返金申請できます。筆者は返金を使ったことはありませんが、対応は早いと評判です。

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