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初めてのeSIM設定ガイド|出発前にやっておけば現地で困らない

「eSIMの設定、自分にできるかな…」と思っている方へ

その不安、よくわかります。筆者のまわりでも「eSIMって設定が難しそう」と敬遠している人は多いです。

ただ、実際のデータを見ると印象が変わるかもしれません。eSIMを使ったことがある人のうち、83%が「設定は簡単だった」と回答しています(ITSUKI調べ)。設定が難しかったと答えた人は5%未満でした。

つまり、eSIMは「食わず嫌い」されがちなサービスです。やってみれば拍子抜けするほど簡単で、やることはQRコードを読み取って画面の指示に従うだけ。筆者はこれまで32か国の渡航でeSIMを使ってきましたが、一度もスマホが壊れたり、取り返しのつかない失敗をしたことはありません。

この記事では、初めてeSIMを使う方に向けて、出発前→現地到着→帰国後までの全手順をiPhone・Android別に解説します。設定に失敗しても日本の回線には影響しないので、安心して読み進めてください。

設定前に確認すること

まず、お使いのスマホがeSIMに対応しているか確認してください。

iPhoneの場合、iPhone XS / XR以降の機種が対応しています。Androidの場合、Google Pixel 4以降、Samsung Galaxy S20以降、OPPO Find X3以降などが対応していますが、キャリア版だとeSIMがロックされているケースもあります。

確認方法は簡単です。

iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」という項目があればOKです。Androidなら「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」の画面で「SIMをダウンロード」が表示されていれば対応しています。

もう一つ、SIMロックが解除されていることも必須条件です。2021年10月以降に発売されたスマホは原則SIMフリーですが、それ以前の機種はキャリアに解除を申請する必要があります。

出発前にやっておくべきこと(チェックリスト)

現地で慌てないために、以下を出発前に済ませてください。

  1. eSIMの購入を済ませる(サービス比較はこちら
  2. 自宅のWiFi環境でeSIMをインストールする
  3. eSIMのプランが「手動開始」か「自動開始」か確認する
  4. データローミングの設定を把握しておく
  5. 主回線(日本のSIM)の海外ローミングをオフにしておく

特に5番目は重要です。eSIMを設定しても、主回線のデータローミングがオンのままだと日本のキャリア経由で通信してしまい、高額請求の原因になります。

iPhoneでのeSIM設定手順

ステップ1:eSIMプロファイルをインストール

  1. 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップ
  2. 「QRコードを使用」を選択
  3. 購入時に届いたQRコードをカメラで読み取る
  4. 「モバイル通信プランを追加」をタップ
  5. プランに名前をつける(「タイeSIM」「旅行用」など、わかりやすい名前を推奨)

QRコードはメールやアプリ内に表示されます。スマホ1台しかない場合は、QRコードのスクリーンショットを撮っておいて、「写真」アプリから読み取ることも可能です。iPhoneの場合、写真内のQRコードを長押しするだけで認識してくれます。

ステップ2:回線の設定を確認

インストールが完了すると、「設定」→「モバイル通信」に新しい回線が追加されます。

ここで確認するポイントは3つです。

  • デフォルトの音声回線:主回線(日本のSIM)のままにする
  • モバイルデータ通信:この時点ではまだ主回線のままでOK
  • 新しく追加したeSIM回線の「データローミング」:現地到着後にオンにする

出発前はeSIMをインストールするだけで、データ通信の切り替えはまだ行いません。

ステップ3:現地到着後の切り替え

飛行機を降りて電波が入る状態になったら、以下の操作をします。

  1. 「設定」→「モバイル通信」を開く
  2. 「モバイルデータ通信」をタップして、旅行用のeSIM回線に切り替える
  3. eSIMの回線をタップして「データローミング」をオンにする
  4. 主回線(日本のSIM)をタップして「この回線をオンにする」をオフにする

手順4で主回線をオフにすることで、日本のキャリアによる海外ローミング課金を完全に防げます。ただし、主回線をオフにすると日本の電話番号での着信ができなくなる点は理解しておいてください。SMSの受信が必要な場合(銀行の認証など)は、主回線はオンのまま「データローミング」だけオフにしてください。

AndroidでのeSIM設定手順

ステップ1:eSIMプロファイルをインストール

Androidは機種やメーカーによって画面が若干異なりますが、基本的な流れは同じです。ここではGoogle Pixelを例に解説します。

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く
  2. 「SIMをダウンロード」をタップ
  3. 「次へ」をタップしてQRコードスキャナーを起動
  4. 購入時に届いたQRコードを読み取る
  5. 「ダウンロード」をタップしてインストール完了を待つ

Samsung Galaxyの場合は「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」→「eSIMを追加」から同様の手順で進められます。

ステップ2:回線の設定を確認

インストール後、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」に新しいSIMが表示されます。

確認するポイントはiPhoneと同じです。

  • 通話用のSIM:主回線のまま
  • モバイルデータ:この時点では切り替えない
  • 追加したeSIMの「ローミング」:現地到着後にオンにする

ステップ3:現地到着後の切り替え

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く
  2. 旅行用eSIMをタップして「モバイルデータ」のトグルをオンにする
  3. 同じ画面で「ローミング」をオンにする
  4. 主回線のSIMをタップして「モバイルデータ」をオフにする

Androidの場合、機種によっては「モバイルデータ」を切り替える際に「このSIMをデータ通信に使用しますか?」という確認ダイアログが出ます。「はい」を選んでください。

Airaloでの具体的な手順

AiraloはeSIMの購入からインストールまでアプリで完結するので、操作が直感的です。

  1. Airaloアプリで渡航先のプランを購入
  2. 購入完了後、「マイeSIM」に新しいeSIMが表示される
  3. 「インストール」をタップすると、QRコードか「直接インストール」を選べる
  4. 「直接インストール」を選ぶと、アプリからそのまま設定画面に遷移する
  5. 画面の指示に従ってインストール完了

Airaloの場合、eSIMのデータ通信は手動で開始するまでカウントが始まりません。つまり、出発の数日前にインストールしておいても、データ容量が消費されることはありません。到着後にデータローミングをオンにした時点から利用開始になります。

アプリの「マイeSIM」画面でデータ残量や有効期限も確認できるので、旅行中は定期的にチェックしてください。

trifaでの具体的な手順

trifaは日本語対応が充実しているので、英語が苦手な方でもスムーズに設定できます。

  1. trifaアプリで渡航先のプランを購入
  2. アプリ内の「eSIMを設定する」をタップ
  3. QRコードが表示されるので、上記のiPhone/Androidの手順に従ってインストール
  4. インストール後、アプリの「設定ガイド」で細かいAPN設定を確認

trifaはプランによって「到着後自動開始」のものがあります。この場合、現地の電波を掴んだ時点でデータ消費が始まります。出発直前にインストールするか、自動開始タイプかどうかを事前に確認しておいてください。

やりがちなミスと注意点

筆者自身の失敗も含めて、よくあるミスをまとめます。

主回線のデータローミングを切り忘れるケースが最も多いです。eSIMを設定して安心してしまい、主回線のローミングがオンのまま渡航して高額請求が来るパターンです。出発前に必ず主回線の「データローミング」をオフにしてください。

eSIMを誤って削除してしまうのも危険です。eSIMは一度削除すると再インストールできないことがほとんどです。旅行が終わるまで絶対に削除しないでください。設定画面で「SIMを削除」というボタンが目立つ位置にあるので、うっかりタップしないよう注意が必要です。

空港で慌ててインストールしようとするのもリスクがあります。空港のフリーWiFiは混雑時に不安定で、インストールが途中で止まることがあります。自宅の安定したWiFiで事前に済ませておくのが鉄則です。

APN設定が必要なのに見落とすケースもあります。多くのeSIMは自動でAPN設定されますが、一部のプランでは手動設定が必要です。購入時のメールやアプリ内の説明をよく読んでください。

現地で繋がらない場合

設定が合っているのに繋がらないケースも、原因のほとんどは設定の切り替え忘れです。慌てる必要はありません。

最もよくある原因は、データローミングのON忘れ、モバイルデータ通信の回線が主回線のまま、の2つです。この2つを確認するだけで大半のケースは解決します。

詳しい対処法はeSIMが繋がらない時の対処ガイドにまとめています。出発前にブックマークしておくと安心です。

eSIMサービスごとの設定方法や使いやすさの違いはeSIM主要5社の比較記事で詳しく比較しています。

帰国後にやること

帰国後はモバイルデータ通信を日本のキャリアに戻し、eSIM回線をOFFにするだけです。2〜3分で終わります。

設定を戻さないまま放置すると「圏外」になったり、電話が繋がらなくなることがあります。詳しい手順は帰国後の設定ガイドで解説しています。

自分に合ったeSIMサービスがまだ決まっていない方は、海外旅行用eSIMサービスの比較記事も参考にしてください。設定の手軽さを重視するならAiraloのアプリ内直接インストール、日本語サポートを重視するならtrifaが使いやすいです。

よくある質問

eSIMの設定は難しい?
実際にeSIMを使った人の83%が「設定は簡単だった」と回答しています(ITSUKI調べ)。やることはQRコードを読み取って画面の指示に従うだけ。初めてでも10〜15分あれば完了します。
eSIMの設定は出発前にやるべき?
はい、出発前の自宅WiFi環境で済ませておくことを強くおすすめします。空港のWiFiでもできますが、混雑時は不安定です。自宅で落ち着いてやれば、失敗しても何度でもやり直せます。
eSIMを設定したら、すぐにデータ通信が始まる?
サービスによります。Airaloは手動でデータ通信をオンにするまで開始しません。trifaは到着後に自動で開始するプランもあります。出発前にインストールだけ済ませて、現地到着後にオンにするのが一般的です。
eSIMを削除したら再インストールできる?
基本的にできません。一度削除するとQRコードも無効になるケースがほとんどです。帰国後、使い終わるまで削除しないでください。
設定に失敗したらスマホが壊れる?
壊れません。eSIMの設定は「追加」の操作なので、既存のSIMや設定には影響しません。もし途中で失敗しても、今使っている日本の回線はそのまま使えます。やり直しもできるので安心してください。

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