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ExpressVPN海外旅行レビュー|速度・使いやすさ・料金を旅行者視点で検証

ExpressVPNは、VPN業界で常にトップクラスの評価を受けているサービスです。

筆者は普段NordVPNをメインで使っていますが、比較検証のためにExpressVPNも契約して海外渡航時にテストしてきました。バンコク、ロンドン、シンガポールと持ち歩いた結果、「NordVPNとは違う強み」がはっきり見えてきたので、この記事にまとめます。

結論を先に言えば、ExpressVPNは「とにかくシンプルに、速く、確実に繋がるVPN」を求める人に向いています。ただし料金面ではNordVPNに劣るため、万人向けとは言い切れません。その理由を、実体験とデータを交えて書いていきます。

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結論:速さとシンプルさに価値を感じるなら選ぶ理由がある

ExpressVPNの強みは明確です。UIが直感的で迷わない、接続が速い、そしてどの国でも安定した速度が出る。この3点においては、筆者が使ってきたVPNの中でもトップクラスです。

ただし、1年プランの月額は約$8.32(約1,250円)。NordVPNの2年プラン月額$3.39と比べると倍以上の価格差があります。同時接続台数も8台で、NordVPNの10台より少ない。速度やUIの良さが、この価格差に見合うかどうかが判断のポイントになります。

筆者の考えとしては、費用対効果を重視する多くの旅行者にはNordVPNのほうが適しています。一方で、設定の面倒さが嫌いで、アプリを開いてワンタップで確実に繋がる体験にお金を払える人には、ExpressVPNは良い選択肢です。

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NordVPNとの詳しい比較はNordVPNレビュー記事に書いています。他のVPNサービスも含めた全体比較は海外旅行におすすめのVPN比較をご覧ください。

ExpressVPNを試した理由

筆者はNordVPNを2年以上使っていて、正直なところ大きな不満はありません。では、なぜExpressVPNも契約したのか。

理由はシンプルで、「NordVPNが本当にベストなのか」を自分で確かめたかったからです。レビュー記事を書く以上、比較対象を実際に使わずに「NordVPNがおすすめ」とは言えません。特にExpressVPNは海外のレビューサイトで軒並み高評価を得ていたので、何がそこまで評価されているのかを体験したかったというのが正直なところです。

1年プランを契約して、NordVPNと並行して使い始めました。同じ場所、同じ回線で両方テストすることで、公平な比較ができると考えています。

セットアップ:5分で終わる驚きの手軽さ

ExpressVPNのセットアップは、NordVPNよりさらに簡単でした。

公式サイトでプランを選んで決済。アクティベーションコードが発行されるので、アプリをダウンロードしてそのコードを入力。あとは画面中央の大きな電源ボタンを押すだけです。正味5分もかかりませんでした。

印象的だったのは、アプリ起動直後の画面です。余計な情報がなく、画面の中央にある丸いボタンだけが目に入ります。ITに詳しくない人でも、何をすればいいか一目でわかる設計です。NordVPNの世界地図UIも悪くないのですが、ExpressVPNのシンプルさは一段上だと感じました。

スマホ版も同じ設計思想で統一されていて、iOS版もAndroid版もほぼ同じ操作感です。複数デバイスに入れても操作に迷うことはまずありません。

Lightwayプロトコル:ExpressVPN独自の速さ

ExpressVPNの速度を支えているのが、Lightwayという独自プロトコルです。

NordVPNのNordLynxがWireGuardベースであるのに対し、LightwayはExpressVPNが一から開発したプロトコルです。軽量なコードベースで、接続確立が非常に速いのが特徴です。体感としては、ボタンを押してから1〜2秒で接続が完了します。NordLynxの2〜3秒と比べてわずかな差ですが、毎日使うものだけにこの「瞬時感」は快適です。

筆者の自宅環境(東京、光回線)での実測値です。

条件下り速度上り速度Ping
VPNなし96Mbps89Mbps4ms
ExpressVPN(Lightway)79Mbps71Mbps9ms
ExpressVPN(OpenVPN)48Mbps38Mbps16ms
NordVPN(NordLynx)参考値82Mbps74Mbps8ms

Lightwayでの速度低下は約18%。NordLynxの約15%と比べるとわずかに大きいですが、体感ではほぼ区別がつきません。79Mbpsも出ていれば、4K動画の視聴もビデオ会議も全く問題ありません。

OpenVPN接続時の速度差はNordVPNより大きく出ています。ExpressVPNを使うなら、Lightwayプロトコル一択と言って良いです。

海外での実使用レポート

ここからは、各国で実際にExpressVPNを使った体験を書きます。

バンコク:ホテルWi-Fiでの安定感

バンコクでは、NordVPNと同じホテルの同じ回線でExpressVPNをテストしました。

条件下り速度上り速度
VPNなし48Mbps22Mbps
ExpressVPN(Lightway)39Mbps17Mbps
NordVPN(NordLynx)参考値41Mbps18Mbps

速度はNordVPNとほぼ同等で、実用上の差はありません。

ただ、ExpressVPNで気に入ったのは接続の安定性です。ホテルのWi-Fiは時間帯によって不安定になることがありますが、ExpressVPNは接続が切れても自動で再接続してくれて、その復帰が速い。NordVPNも自動再接続はしてくれますが、ExpressVPNのほうが体感で数秒早く復帰します。ホテルのWi-FiセキュリティについてはフリーWi-Fiの危険性と対策も参考にしてください。

ロンドン:日本コンテンツを観る夜

ロンドン出張時、ホテルでExpressVPNを使ってNetflix JPを視聴しました。

日本サーバーに接続すると、ロンドンからでもNetflixの日本ライブラリが問題なく表示されます。HD画質で途切れることなく再生できました。ロンドンのホテルWi-Fiは比較的速く、VPN接続後も42Mbpsほど出ていたので余裕があります。

TVerとABEMAも同様にテストしましたが、どちらも問題なく視聴できています。ExpressVPNはストリーミングの安定性に定評がありますが、実際に使ってみてその評判は正当だと感じました。

シンガポール:スプリットトンネリングが便利だった

シンガポールで便利だったのが、スプリットトンネリング機能です。

これは、特定のアプリだけVPNを経由させ、それ以外は通常のインターネット接続を使う機能です。たとえば、ブラウザはVPN経由で日本サーバーに繋ぎつつ、GrabやGoogle Mapsは現地のIPアドレスで使う、といった使い分けができます。

NordVPNにもスプリットトンネリングはありますが、ExpressVPNのほうが設定画面がわかりやすく、アプリ単位での切り替えが直感的にできます。海外で「VPNは使いたいけど、現地サービスも使いたい」という場面は意外に多いので、この機能は旅行者にとって実用的です。

ストリーミング対応状況

海外から日本のコンテンツを視聴するために、主要サービスでテストしました(2026年3月時点)。

サービス視聴可否備考
Netflix JP視聴可MediaStreamer経由でスマートTVからも可
TVer視聴可全番組視聴可能
ABEMA視聴可プレミアムコンテンツも問題なし
Radiko視聴可位置情報オフが必要
Amazon Prime Video JP視聴可安定して接続可能
DAZN JP一部不可サーバーによってはブロックされる

NordVPNとほぼ同じ結果ですが、ExpressVPNにはMediaStreamerという独自機能があります。これはVPNアプリをインストールできないスマートTVやゲーム機(PlayStation、Xbox等)でも、DNS設定を変更するだけでストリーミングのジオブロックを解除できる機能です。

ただしMediaStreamerはDNSベースなので、通信自体は暗号化されません。セキュリティ目的ではなく、あくまでストリーミング視聴専用の機能として理解してください。

海外でのストリーミング視聴については海外からTVer・ABEMAを見る方法でも詳しく書いています。

中国での接続:以前ほどの安定感はない

ExpressVPNは以前、中国での接続に強いことで知られていました。しかし、筆者が同僚から聞いた最近の状況と、各種レビューの情報を総合すると、2025年以降はやや不安定になっているようです。

中国のグレートファイアウォールは年々強化されており、ExpressVPNも接続できない時間帯が発生することがあります。繋がるときは快適に使えますが、「いつでも確実に繋がる」とは言い切れない状況です。

筆者自身の中国での使用経験はNordVPNの難読化サーバーによるものですが、そちらのほうが現時点では安定している印象を受けています。中国渡航が主な目的でVPNを選ぶなら、NordVPNを第一候補とし、ExpressVPNはバックアップとして持っておくのが現実的です。中国でのVPN事情については中国旅行ガイドでも触れています。

料金プランの分析

ExpressVPNの料金体系を整理します(2026年3月時点)。

プラン月額総額1日あたり
1年プラン$8.32(約1,250円)$99.84約42円
6ヶ月プラン$9.99(約1,500円)$59.94約50円
月額プラン$12.95(約1,940円)約65円

NordVPNの2年プラン月額$3.39と比べると、ExpressVPNの1年プランは約2.5倍の価格です。これは率直に言って大きな差です。

また、NordVPNやSurfsharkのような2年プランが用意されていないのも残念な点です。長期利用を前提にしても月額$8.32が最安値となるため、費用対効果の面ではNordVPNに明確に劣ります。

30日間の返金保証があるので、まず試してみることは可能です。速さとUIの良さに価格差以上の価値を感じるかどうか、実際に使って判断するのが良いと思います。

NordVPNとの正直な比較

筆者が両方使った上での、率直な比較をまとめます。

項目ExpressVPNNordVPN
月額(最安プラン)$8.32(1年)$3.39(2年)
同時接続台数8台10台
独自プロトコルLightwayNordLynx
速度(東京・光回線)79Mbps82Mbps
接続速度1〜2秒2〜3秒
サーバー設置国105か国以上111か国以上
UIのシンプルさ非常にシンプル標準的
中国での安定性やや不安定難読化サーバーで安定
ストリーミングMediaStreamer対応標準対応
スプリットトンネリング設定が直感的機能あり

速度はほぼ互角、接続の速さとUIではExpressVPNが優位、価格と接続台数ではNordVPNが優位です。中国での安定性もNordVPNに軍配が上がります。

総合的に見ると、NordVPNのほうが多くの旅行者に合っていると筆者は考えています。ただし、VPNの設定や操作に不安がある方、とにかくシンプルに使いたい方にとっては、ExpressVPNの使いやすさは十分に価格差を正当化する要素です。

詳しい比較はVPN比較記事にもまとめています。

ExpressVPNが向いている人・向いていない人

テスト結果と使用感を踏まえて、ExpressVPNが合う人と合わない人を整理します。

向いているのは、VPNの操作や設定にストレスを感じたくない方。接続の速さと安定性を最優先する方。MediaStreamerを使ってスマートTVでストリーミングを観たい方。複数の国を頻繁に移動する方。月額1,250円程度の出費が気にならない方です。

一方、費用対効果を重視する方、家族で多くのデバイスを共有したい方、中国での安定接続が最重要な方は、NordVPNのほうが適しています。価格差が月額で約750円、年額にすると約9,000円の差になるので、機能に大きな差がない以上、予算を抑えたい方にExpressVPNを積極的にすすめる理由はありません。

ExpressVPNを含む主要VPNサービスの総合比較はVPN比較まとめ記事をご覧ください。

まとめ:「使いやすさに投資する」という選択

ExpressVPNは、間違いなく良いVPNサービスです。Lightwayプロトコルによる速い接続、迷いようのないシンプルなUI、105か国以上のサーバー。どれも高い水準にあります。

ただし、NordVPNと比べたとき、速度は互角で価格は倍以上。同時接続台数も少なく、中国での安定性もNordVPNのほうが上です。純粋な費用対効果で選ぶなら、NordVPNに分があるのは認めざるを得ません。

それでもExpressVPNを選ぶ理由があるとすれば、「使いやすさ」に対して投資する価値を感じる場合です。アプリを開いて、ボタンを押して、1秒で繋がる。余計な設定画面も、わかりにくいメニューもない。その体験にお金を払う価値があると感じるなら、ExpressVPNは期待を裏切りません。

30日間の返金保証があるので、まずは試してみてください。NordVPNと併用して比較してみるのが、最も確実な選び方です。

ExpressVPN公式サイトへ →(1年プラン月額$8.32〜・30日間返金保証付き)

海外でVPNを使うにはデータ通信環境が必要です。ホテルのWi-Fiだけでは不安な方は、eSIMを出発前にセットアップしておくと安心です。eSIMの選び方は海外eSIM比較記事にまとめています。

また、海外でのフリーWi-Fi利用時のセキュリティ対策についてはフリーWi-Fiの危険性と対策も参考にしてください。VPN以外にも気をつけるべきポイントを解説しています。

よくある質問

ExpressVPNとNordVPNはどちらがおすすめ?
速度はほぼ互角で、ExpressVPNのほうが接続の速さとUIのシンプルさで優れています。一方、NordVPNは1年プランで月額約$4.99とExpressVPNの約半額で、同時接続台数も10台と多い。費用対効果を重視するならNordVPN、操作の簡単さと接続速度を最優先するならExpressVPNという選び方になります。
ExpressVPNは中国で使える?
以前は中国での接続に定評がありましたが、2025年以降はグレートファイアウォールの強化により接続が不安定になる時期が増えています。繋がるときは快適ですが、100%の安定接続は保証できません。中国渡航が多い方は、NordVPNの難読化サーバーも選択肢に入れてください。
ExpressVPNで日本のNetflixやTVerは見られる?
筆者のテスト時点(2026年3月)では、Netflix JP、TVer、ABEMAいずれも視聴できています。ExpressVPNはMediaStreamer機能によりスマートTVやゲーム機からもストリーミングが可能です。ただしサービス側のVPN対策は随時変化するため、将来のブロックの可能性はあります。
ExpressVPNの同時接続台数は?
8台まで同時接続が可能です。NordVPNの10台、Surfsharkの無制限と比べると少なめですが、個人利用であれば十分な台数です。家族でシェアする場合は、台数の上限に注意してください。
ExpressVPNの返金保証はある?
30日間の返金保証があります。公式サイトのライブチャットで申請すれば、理由を問わず全額返金されます。まず試してみて、合わなければ返金するという使い方が可能です。

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