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NordVPN vs ExpressVPN|海外旅行にはどっちがいい?速度・料金・使いやすさを比較

NordVPNとExpressVPN。海外旅行用のVPNを探していると、この2つのサービスが候補に残ることは多いと思います。

筆者はNordVPNを2年以上メインで使いつつ、比較検証のためにExpressVPNも1年プランで契約しています。東京の自宅、バンコクのホテル、上海のカフェ、ロンドンの空港など、同じ場所・同じ回線で両方をテストしてきました。

この記事では、その実測データをもとに「海外旅行で使うならどっちがいいのか」を8つの観点から比較していきます。

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比較結果の早見表

まず全体像を把握していただくために、比較結果をまとめます。

比較項目NordVPNExpressVPN判定
速度(東京・光回線)82Mbps(NordLynx)79Mbps(Lightway)NordVPN
月額料金(最安プラン)$3.39(2年プラン・約510円)$8.32(1年プラン・約1,250円)NordVPN
UIの使いやすさ標準的(世界地図UI)非常にシンプル(ワンボタン)ExpressVPN
サーバー設置国111か国以上105か国以上NordVPN
Netflix JP / TVer / ABEMAすべて視聴可すべて視聴可(MediaStreamer対応)引き分け
中国での接続難読化サーバーで安定やや不安定NordVPN
同時接続台数10台8台NordVPN
独自プロトコルNordLynx(WireGuardベース)Lightway(自社開発)引き分け

8項目中、NordVPNが4勝、ExpressVPNが1勝、引き分けが3つ。総合的にはNordVPNのほうが多くの旅行者に合っています。ただし、ExpressVPNが勝っている「UIの使いやすさ」は、VPNに不慣れな方にとっては決定的な要素になり得ます。

この結論に至った根拠を、以下で1項目ずつ詳しく解説していきます。NordVPN単体の詳細はNordVPNレビュー、ExpressVPN単体の詳細はExpressVPNレビューにまとめています。

速度比較:NordVPNがわずかにリード

VPNを選ぶうえで、速度は最も気になるポイントの一つです。筆者の自宅環境(東京、光回線)で計測した結果を載せます。

条件下り速度上り速度Ping
VPNなし96Mbps89Mbps4ms
NordVPN(NordLynx)82Mbps74Mbps8ms
ExpressVPN(Lightway)79Mbps71Mbps9ms
NordVPN(OpenVPN)54Mbps41Mbps14ms
ExpressVPN(OpenVPN)48Mbps38Mbps16ms

独自プロトコル同士の比較では、NordVPNが約3Mbps上回っています。ただし、この差は体感ではまず気づきません。どちらも4K動画の視聴やビデオ会議に十分な速度です。

注目すべきは接続確立の速さです。ExpressVPNのLightwayは接続ボタンを押してから1〜2秒で繋がります。NordVPNのNordLynxは2〜3秒。わずかな差ですが、毎日使うものだけにExpressVPNの「瞬時に繋がる感覚」は快適です。

海外のホテルWi-Fiでの比較も載せておきます。バンコクの同一ホテル・同一回線でテストした結果です。

条件下り速度上り速度
VPNなし48Mbps22Mbps
NordVPN(NordLynx)41Mbps18Mbps
ExpressVPN(Lightway)39Mbps17Mbps

海外のホテルWi-Fiでも差はほとんどありません。元の回線速度が遅い環境では、VPN間の速度差はさらに縮まります。

速度だけで選ぶ場合、NordVPNがわずかに有利ですが、実用上は「どちらを選んでも問題ない」というのが正直な結論です。

料金比較:NordVPNが圧倒的に安い

料金面では、NordVPNとExpressVPNの差は明確です。

プランNordVPNExpressVPN
最安プラン2年:月額$3.39(約510円)1年:月額$8.32(約1,250円)
中間プラン1年:月額$4.99(約750円)6ヶ月:月額$9.99(約1,500円)
月額プラン$12.99(約1,950円)$12.95(約1,940円)
最安プランの年間総額$81.36(約12,200円)※2年分$99.84(約15,000円)※1年分

NordVPNの2年プランとExpressVPNの1年プランを比較すると、月額で約740円、年額で約9,000円の差になります。2年で換算すると約18,000円の差です。

ExpressVPNには2年プランが存在しないため、長期利用を前提にしても月額$8.32が下限となります。費用対効果の面では、NordVPNに明確なアドバンテージがあります。

どちらも30日間の返金保証が付いているので、まず試してから判断することは可能です。短期の旅行であれば、返金保証期間を利用して実質無料で試す方法もあります。

格安VPNに興味がある方はSurfsharkレビューも参考にしてください。月額$2.49で接続台数無制限という、また違ったアプローチのサービスです。

UI・使いやすさ比較:ExpressVPNが一段上

使いやすさは、ExpressVPNが最も評価されているポイントです。

ExpressVPNのアプリは、画面中央に大きな電源ボタンがあるだけのシンプルな設計です。アプリを開いてボタンを押せば、最適なサーバーに自動接続されます。余計なメニューや設定項目がほとんど見当たらず、ITに詳しくない方でも「何をすればいいか」が一目でわかります。

NordVPNのアプリは世界地図上にサーバーが表示されるUIです。視覚的にはわかりやすいのですが、初めて使う人にとっては情報量が多く感じる可能性があります。「Quick Connect」ボタンを押せば自動接続できるので操作自体は難しくないのですが、ExpressVPNの「ボタン一つだけ」の潔さには及びません。

セットアップの手軽さでもExpressVPNが上回っています。契約から接続まで、ExpressVPNは約5分、NordVPNは約10分。どちらも簡単ではありますが、ExpressVPNのほうがステップ数が少なく、迷いにくい設計です。

スプリットトンネリング(特定のアプリだけVPNを経由させる機能)の設定画面も、ExpressVPNのほうが直感的です。海外で「ブラウザはVPN経由、Google Mapsは現地IP」と使い分けたい場面では、この差が効いてきます。

VPN初心者の方、あるいは家族に設定を頼まれることが多い方には、ExpressVPNのシンプルさは大きなメリットです。

サーバー数・設置国:NordVPNがやや多い

項目NordVPNExpressVPN
サーバー設置国111か国以上105か国以上

どちらも100か国以上をカバーしており、主要な渡航先で困ることはまずありません。日本サーバーもどちらにも複数台用意されています。

実用上、サーバー設置国が6か国多いからといって体験に差が出る場面はほとんどありません。よほどマイナーな国のサーバーが必要でない限り、この項目は判断基準にならないでしょう。

ストリーミング対応:ほぼ互角、ExpressVPNにMediaStreamerの優位

海外から日本のコンテンツを視聴できるかどうかは、旅行者にとって重要なポイントです。2026年3月時点のテスト結果をまとめます。

サービスNordVPNExpressVPN
Netflix JP視聴可視聴可
TVer視聴可視聴可
ABEMA視聴可視聴可
Radiko視聴可(位置情報オフが必要)視聴可(位置情報オフが必要)
Amazon Prime Video JP視聴可(稀にブロックあり)視聴可
DAZN JP一部不可一部不可

主要サービスでの対応状況はほぼ同じです。Netflix JP、TVer、ABEMAの3つはどちらでも問題なく視聴できています。

ExpressVPNにはMediaStreamerという独自機能があります。VPNアプリをインストールできないスマートTVやゲーム機(PlayStation、Xbox等)でも、DNS設定を変えるだけでストリーミングのジオブロックを解除できる仕組みです。ホテルの部屋にあるスマートTVで日本のコンテンツを観たい、という場面では便利です。

ただし、MediaStreamerはDNSベースの技術なので通信の暗号化はされません。セキュリティ目的ではなく、ストリーミング視聴専用の機能として理解してください。

なお、ストリーミングサービス側のVPN対策は随時強化されるため、将来的にブロックされる可能性は常にあります。この点はどちらのVPNでも同じリスクです。

中国での接続:NordVPNの難読化サーバーが強い

中国渡航がある方にとって、VPNが中国で機能するかどうかは死活問題です。

NordVPNには「難読化サーバー」(Obfuscated Server)という機能があり、VPN通信を通常のHTTPS通信に偽装できます。筆者は上海出張でこの機能を使い、Gmail、Slack、Googleドライブなど日本との連絡手段を4日間安定して確保できました。通常サーバーではブロックされましたが、難読化サーバーに切り替えたところ10秒ほどで接続できています。

ExpressVPNも以前は中国での接続に定評がありましたが、2025年以降はグレートファイアウォールの強化により不安定になる時期が増えているようです。繋がるときは快適に使えるものの、「いつでも確実に繋がる」とは言い切れない状況です。

中国渡航が主な目的でVPNを選ぶなら、NordVPNを第一候補にすることをおすすめします。念のため、バックアップとして別のVPNも用意しておくとより安心です。いずれの場合も、渡航前に必ずアプリのインストールとログインを済ませてください。中国国内ではVPNサービスの公式サイト自体がブロックされていることが多く、現地でのセットアップは困難です。

中国でのVPN事情についてはVPN比較記事でも触れています。

同時接続台数:NordVPNが10台、ExpressVPNが8台

項目NordVPNExpressVPN
同時接続台数10台8台

NordVPNは10台まで、ExpressVPNは8台まで同時接続が可能です。

個人で使う分には、どちらも十分な台数です。筆者はNordVPNをWindows PC、MacBook、iPhone、Androidタブレットの4台に入れていますが、まだ6台分の余裕があります。

差が出るのは、家族でアカウントを共有する場合です。夫婦と子どもでそれぞれスマホとPCを持っていると、6〜8台のデバイスが対象になることもあります。NordVPNの10台枠なら余裕がありますが、ExpressVPNの8台枠だとぎりぎりになるかもしれません。

なお、接続台数を最優先するなら、Surfsharkのデバイス無制限という選択肢もあります。

プロトコル比較:どちらも独自開発で高水準

項目NordVPNExpressVPN
独自プロトコルNordLynxLightway
ベース技術WireGuard自社開発
接続確立2〜3秒1〜2秒
速度低下率(東京)約15%約18%
OpenVPN対応ありあり

NordLynxはWireGuardという定評あるプロトコルをベースにNordVPNが独自改良したものです。速度低下が小さく、安定性に優れています。

LightwayはExpressVPNが一から開発したプロトコルで、コードベースが軽量であることが特徴です。接続確立の速さではLightwayが上回っており、ボタンを押してから繋がるまでの体感が良好です。

どちらも旧来のOpenVPNと比較すると格段に高速であり、実用上の差はほとんどありません。プロトコルの違いだけで2つのサービスを選り分ける必要はないでしょう。

旅行シーン別:どちらが適しているか

ここからは、海外旅行でよくある4つのシーンに絞って、どちらのVPNが適しているかを整理します。

ホテルWi-Fi

ホテルのフリーWi-Fiは、暗号化が不十分なケースが少なくありません。銀行アプリやメールなど、個人情報を含む通信をするならVPNは必須です。

NordVPNとExpressVPN、どちらもホテルWi-Fiでの利用に十分な性能を持っています。接続が切れた際の自動再接続はExpressVPNのほうが体感で数秒早く、不安定な回線での復帰力はExpressVPNに分があります。

空港Wi-Fi

空港のフリーWi-Fiは利用者が多く、回線が混雑しがちです。乗り継ぎの待ち時間にストリーミングを観たい、という場面では、VPNの接続速度と安定性が重要になります。

速度面ではNordVPNがわずかに有利ですが、空港のWi-Fi自体が遅い場合はVPN間の差は出にくくなります。接続の手軽さではExpressVPNのワンタップ接続が便利です。搭乗までの短い時間でさっと繋ぎたいときに、余計な操作がないのは助かります。

カフェWi-Fi

海外のカフェで仕事をする場面も多いと思います。カフェのWi-Fiはセキュリティが脆弱なことが多く、VPNなしでの業務利用はリスクがあります。フリーWi-Fiの具体的な危険性と対策はこちらの記事にまとめています。

カフェでの長時間利用では、VPN接続の安定性が重要です。NordVPNにはキルスイッチ機能があり、VPN接続が切れた瞬間にインターネット通信を遮断してくれます。ExpressVPNにも同等の機能(Network Lock)があります。どちらも安心して使えますが、バックグラウンドでの接続維持はExpressVPNのほうがやや安定している印象です。

中国旅行

中国ではGoogle、LINE、Instagram、Twitterなど、日常的に使うサービスの大半がブロックされています。VPNなしでは日本との連絡手段がほぼ断たれるため、VPNの準備は必須です。

この用途では、NordVPNを推奨します。難読化サーバーによるグレートファイアウォールの迂回性能は、現時点でExpressVPNより安定しています。予算に余裕があれば、ExpressVPNをバックアップとして併用するのも一つの方法です。

NordVPN・ExpressVPNを含む主要4社の総合比較はVPN比較まとめ記事にまとめています。

筆者の結論:多くの旅行者にはNordVPN、シンプルさ重視ならExpressVPN

8項目を比較した結果、筆者の結論は明確です。

費用対効果、速度、中国での接続、同時接続台数。これらを総合的に見ると、NordVPNのほうが多くの海外旅行者に適しています。月額$3.39という価格で、速度・安定性・機能のいずれも高い水準を維持しており、2年使ってきた筆者自身が信頼しているサービスです。

一方で、ExpressVPNには「使いやすさ」という明確な強みがあります。VPNの設定や操作に不安を感じる方、アプリを開いてボタンを押すだけで確実に繋がる体験にお金を払える方には、ExpressVPNは良い選択肢です。月額$8.32という価格が許容範囲であれば、そのシンプルさは日々のストレスを減らしてくれます。

選び方を整理すると、次のようになります。

NordVPNが向いている方は、費用対効果を重視したい方、中国渡航がある方、家族で複数デバイスを保護したい方、長期契約で月額を抑えたい方です。

ExpressVPNが向いている方は、VPNの操作に不慣れで、とにかくシンプルに使いたい方、接続の速さとUIの洗練さを重視する方、MediaStreamerでスマートTVからもストリーミングを観たい方です。

どちらも30日間の返金保証があります。迷っている方は、両方契約して同じ環境でテストし、合わないほうを返金するのが最も確実な選び方です。

NordVPN公式サイトへ →(2年プラン月額$3.39〜・30日間返金保証付き)

ExpressVPN公式サイトへ →(1年プラン月額$8.32〜・30日間返金保証付き)

VPNサービス全体の比較は海外旅行におすすめのVPN比較にまとめています。他の選択肢も含めて検討したい方はあわせてご覧ください。

よくある質問

NordVPNとExpressVPN、速度はどっちが速い?
筆者のテスト(東京・光回線)ではNordVPN(NordLynx)が82Mbps、ExpressVPN(Lightway)が79Mbpsで、NordVPNがわずかに上回りました。ただし体感ではほぼ区別がつかないレベルです。
NordVPNとExpressVPN、料金の差はどれくらい?
NordVPNの2年プランは月額$3.39(約510円)、ExpressVPNの1年プランは月額$8.32(約1,250円)です。年間にすると約9,000円の差があります。
中国で使うならどっちがいい?
現時点ではNordVPNの難読化サーバーのほうが安定しています。ExpressVPNも接続できますが、2025年以降はグレートファイアウォールの強化により不安定になる時期が増えています。
どちらがNetflix JPに対応している?
2026年3月時点では、NordVPN・ExpressVPNともにNetflix JPの視聴が可能です。TVer、ABEMAも同様です。ExpressVPNにはMediaStreamer機能があり、スマートTVやゲーム機からもストリーミングのジオブロックを解除できます。
VPN初心者にはどちらがおすすめ?
操作の簡単さを最優先するならExpressVPNです。アプリを開いてボタンを押すだけで接続でき、余計な設定項目がほぼありません。費用対効果を含めた総合力ではNordVPNが上回りますが、ITに不慣れな方にはExpressVPNのシンプルさが安心感につながります。

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