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Holafly(オラフライ)レビュー|無制限eSIMの実力と注意点を徹底検証

海外旅行中、「データ残量が気になって動画を観られない」「テザリングでPC作業をしたいのに残りギガが心配」と感じたことはないでしょうか。そんな悩みに真正面から応えるのが、スペイン発のeSIMサービス「Holafly(オラフライ)」です。最大の特徴は、データ容量無制限のプランを170以上の国と地域で提供していること。

ただし、「無制限」という言葉には魅力がある一方で、見落とすと後悔する注意点も存在します。この記事では、Holaflyの仕組み・料金・通信品質・制限事項を、筆者が実際に使った経験をもとに検証していきます。

Holaflyとは|スペイン生まれの無制限eSIMサービス

Holaflyは2018年にスペインで設立されたeSIMプロバイダーです。他のeSIMサービスと決定的に異なるのは、ほぼすべてのプランが「データ容量無制限」である点です。

Airaloやtrifaが「1GB」「3GB」「10GB」といったGB単位のプランを販売しているのに対し、Holaflyは期間ベースの課金方式を採用しています。たとえばタイ向けプランなら「5日間・無制限」「7日間・無制限」「15日間・無制限」といった形です。滞在日数に合わせてプランを選ぶだけで、データ消費量を気にする必要がありません。

対応国は170以上。アジア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカ、オセアニアと、主要な渡航先はほぼカバーされています。

料金|無制限の安心感にいくら払うか

Holaflyの料金は、GB制のサービスと比べるとやはり高めです。具体的に見てみましょう。

タイ向けプランの場合、7日間の無制限プランが約2,300円です。同じタイ向けでAiraloの3GB/30日プランは約950円。単純な価格だけ見ればAiraloのほうが安いのは明らかです。

しかし、これは「3GBで足りる人」と「無制限が必要な人」の比較なので、土俵が異なります。Airaloで10GBや20GBのプランを買おうとすると、金額はかなり上がります。毎日動画通話をしたり、SNSに写真や動画をアップロードしたりする使い方なら、3GBでは数日で枯渇します。そうなると追加購入を繰り返すことになり、最終的にHolaflyの無制限プランのほうが費用対効果に優れるケースも十分にあり得ます。

つまり、Holaflyの料金を「高い」と断じるのは早計で、自分のデータ消費量次第では合理的な選択になります。1日あたりの利用データ量が1GB未満で収まる方には割高ですが、2〜3GB以上使う方にとっては計算が逆転する可能性があります。自分がどれくらいのデータを消費するかの目安はデータ量ガイドで確認できます。

テザリング非対応|これが最大の注意点

Holaflyを検討する上で、最も重要な事実を先に書きます。ほとんどのプランで、テザリング(ホットスポット共有)が利用できません。

テザリングとは、スマートフォンのモバイル回線をPCやタブレットに共有する機能です。出張先のホテルでノートPCを使いたいとき、カフェでタブレットを使って調べ物をしたいとき、テザリングは非常に便利な機能ですが、Holaflyではこの用途に対応していません。

これは家族やグループ旅行にも影響します。たとえば夫婦で旅行して、一方のスマートフォンのeSIM回線をもう一方のスマートフォンに共有するといった使い方ができないということです。各自がそれぞれeSIMを購入する必要があります。

筆者がHolaflyを試した際、iPhoneのテザリング機能をオンにしてみましたが、接続先のデバイスでは通信ができませんでした。アプリの説明にも、テザリング非対応である旨が記載されています。

スマートフォン1台で完結する使い方をする方にとっては問題になりませんが、PCやタブレットも含めた複数デバイスでの利用を想定している方にとっては致命的な制限です。テザリングが必要な方は、AiraloやtrifaなどGB制のeSIMを選んだほうが確実です。

通信速度|快適だが「公正利用ポリシー」に注意

Holaflyの通信速度について、筆者の計測結果を共有します。

通常の利用では、下り20〜40Mbps程度の速度が出ました。ウェブブラウジング、SNS、Google Maps、LINE通話など、一般的な用途ではまったく不自由のない速度です。

ただし、Holaflyには「公正利用ポリシー(Fair Use Policy)」が存在します。短時間に大量のデータを消費した場合、速度が制限されることがあります。筆者が動画ストリーミングを長時間続けた際、体感で速度が落ちたタイミングがありました。制限後の速度は3〜5Mbps程度。ウェブ閲覧やテキストベースのSNSは問題なく使えますが、高画質の動画視聴やビデオ通話ではカクつきが発生します。

「無制限」と謳ってはいるものの、使い放題の上限なしというわけではなく、一定の制約がある点は理解しておくべきです。とはいえ、普通の旅行者が写真をSNSにアップしたり、地図アプリで移動したり、メッセージをやり取りしたりする分には、速度制限に引っかかることは少ないでしょう。

セットアップ|他社eSIMと同様にシンプル

Holaflyの導入手順は、他のeSIMサービスと大きく変わりません。

公式サイトまたはアプリから渡航先と日数を選んでプランを購入すると、QRコードが発行されます。スマートフォンの設定画面からeSIMを追加し、そのQRコードを読み取ればインストール完了です。渡航先に到着したら、設定画面でHolaflyの回線をオンにするだけで通信が始まります。

Holaflyのアプリは日本語に対応しているため、購入からインストールまでの流れで言語に困ることはありません。eSIMの設定に不慣れな方は、eSIM設定ガイドもあわせて確認しておくと安心です。

なお、eSIMのインストールは出発前に済ませておくことを推奨します。空港到着後、eSIMの回線をオンにするだけで通信を開始できるため、現地で慌てる必要がなくなります。

サポート体制|日本語サイトはあるが、対応は英語中心

Holaflyは日本語版のウェブサイトを公開しており、プランの説明や購入画面は日本語で利用できます。アプリも日本語に対応しています。

ところが、カスタマーサポートとなると事情が変わります。問い合わせの対応は英語またはスペイン語が中心です。スペイン発の企業であるため、スペイン語圏と英語圏のユーザーに対するサポートが充実している一方、日本語での問い合わせに対しては、返答までに時間がかかる場合があります。

海外でeSIMの接続トラブルが発生した場合、迅速なサポートが受けられるかどうかは安心感に直結します。英語での問い合わせに抵抗がない方であれば問題ありませんが、日本語サポートを重視する方にとっては不安要素です。日本語での手厚いサポートを求める場合は、trifaのように日本企業が運営するサービスのほうが安心できます。

Holaflyが向いている人・向いていない人

ここまでの内容を踏まえて、Holaflyが合う人と合わない人を整理します。

Holaflyが向いているのは、まずデータ消費量が多い方です。旅行中に動画通話を頻繁に行う、ホテルに戻ったらNetflixやYouTubeを観る、撮った写真や動画をその日のうちにクラウドにアップロードする。こうした使い方をする方にとって、GB制のeSIMでは残量が常に気になります。Holaflyなら「今日あと何GB使えるか」を考える必要がありません。この精神的な余裕は、旅行の快適さに直結します。

逆に、Holaflyが向いていないのは、まずテザリングを使いたい方です。前述のとおり、PCやタブレットとの回線共有ができません。出張でPC作業が必要な方、家族旅行で1台のeSIMを共有したい方には適していません。

データ消費量が少ない方にも向いていません。1日500MB以下で十分な方は、Airaloの少容量プランのほうが費用を大幅に抑えられます。「無制限」の恩恵を受けられないまま割高な料金を支払うことになるため、費用対効果の面で損をします。

日本語サポートを重視する方にも注意が必要です。トラブル時に英語でのやり取りが必要になる可能性がある点を、事前に受け入れられるかどうかを考えてください。

他のeSIMサービスとの比較

Holaflyを他のサービスと比較すると、立ち位置が明確になります。

Airaloは対応国200以上、GB制の豊富なプラン、そして手頃な料金が強みです。少〜中容量で十分な方にはAiraloのほうが経済的です。テザリングにも対応しています。

trifaとAiraloの比較でも触れていますが、trifaは日本語サポートの手厚さが際立ちます。eSIMが初めてで不安がある方には心強い選択肢です。

Holaflyの独自性は「無制限」の一点に集約されます。データ残量を気にしない旅行体験を提供できるのは、主要なeSIMサービスの中ではHolaflyだけです。ただし、テザリング非対応と速度制限の可能性というトレードオフがあります。

各サービスの料金・速度・対応国の詳細な比較は、海外eSIM5社の比較レビューにまとめています。

Holaflyを含む主要5社の料金・速度比較はeSIM比較まとめ記事にまとめています。

筆者の正直な評価

Holaflyは「データ無制限」という明確な強みを持つeSIMサービスです。旅行中のデータ消費を気にしたくない方にとっては、他にない選択肢を提供してくれます。

一方で、テザリング非対応、速度制限の可能性、英語中心のサポート、GB制サービスと比べた際の割高感。これらの弱点も率直に認める必要があります。

筆者の結論としては、Holaflyは「スマートフォン1台で大量にデータを使う旅行者」に最適なサービスです。動画通話や動画視聴を日常的に行い、テザリングの必要がなく、多少の速度制限を許容できる方であれば、データ残量の不安から解放される価値は十分にあります。

逆に、PCやタブレットでもネットを使いたい方、家族やグループで回線を共有したい方、データ消費量が少ない方には向いていません。その場合は、Airaloやtrifaのほうが用途に合っています。

自分の旅行スタイルとデータ消費パターンに合ったeSIMを選ぶことが最も重要です。「無制限」という響きだけで選ばず、テザリングの要否や実際のデータ使用量を冷静に見極めてから判断してください。

Holafly公式サイトで料金を確認する →

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よくある質問

Holaflyのテザリング(ホットスポット)は使えますか?
ほとんどのプランでテザリングは利用できません。スマートフォン単体での通信が前提のサービスです。PCやタブレットとデータを共有したい場合は、Airaloなどテザリング対応のeSIMを検討してください。
Holaflyの無制限プランは本当に無制限ですか?
データ容量の上限は設定されていませんが、公正利用ポリシー(Fair Use Policy)が適用されます。短時間に大量のデータを消費すると、速度が3〜5Mbps程度に制限される場合があります。通常のウェブ閲覧やSNS利用であれば、制限に達することは少ないです。
Holaflyは日本語で問い合わせできますか?
日本語のウェブサイトは存在しますが、カスタマーサポートへの問い合わせは英語またはスペイン語が中心です。日本語での対応を期待する場合は、返答に時間がかかる可能性があります。
Holaflyの支払い方法は?
Visa、Mastercard、AMEXなどの国際ブランドのクレジットカードに対応しています。日本発行のクレジットカードでも決済可能です。
HolaflyとAiraloはどちらがおすすめですか?
使い方次第です。データ残量を一切気にしたくない方にはHolafly、費用を抑えつつ必要な分だけ購入したい方にはAiraloが向いています。詳しくはeSIM比較記事をご覧ください。

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