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海外出張3日間ならeSIMで十分?短期プランの選び方

3日間の海外出張であれば、eSIMで十分です。必要なデータ量は思ったより少なく、費用はキャリアの海外ローミングの5分の1以下に収まります。

筆者は年間10回以上の海外出張をこなしていますが、2年前にeSIMに切り替えてからは通信で困ったことがほとんどありません。ソウル、シンガポール、上海、ニューヨーク、ロンドンなど主要な出張先では、eSIMの回線品質で業務に支障が出たことは一度もないです。

この記事では、短期出張に最適なeSIMプランの選び方、出張でよく使うアプリのデータ消費量、主要出張先の通信事情、キャリアローミングとの料金比較、そして経費精算のポイントまで、出張者が知っておくべき情報をすべてまとめます。

短期出張に最適なeSIMプランの選び方

出張用eSIMを選ぶときに確認すべきポイントは3つだけです。

1つ目は、渡航先の対応エリアです。出張先が単一国ならその国のローカルプラン、複数国を回るならリージョナルプラン(アジア周遊、ヨーロッパ周遊など)を選びます。

2つ目は、データ容量です。後述しますが、3日間の出張であれば1〜3GBで足りるケースがほとんどです。Zoom会議が多い場合は5GBを目安にしてください。

3つ目は、有効期間です。「3GB / 7日間有効」のように、データ容量と有効期間が別々に設定されています。3日間の出張なら7日間有効のプランで問題ありません。データを使い切らなくても有効期間が過ぎれば終了するので、ぴったりのプランを探す必要はないです。

期間別の料金比較

主要なeSIMサービスの短期プランを、期間別に比較します。2026年3月時点の目安料金です。

1〜3日間の出張

渡航先AiraloHolaflyUbigi
韓国(1GB)約500円-約600円
シンガポール(1GB)約500円-約600円
タイ(1GB)約450円-約550円
アメリカ(1GB)約500円-約700円
イギリス(1GB)約500円-約650円
ヨーロッパ周遊(1GB)約600円約700円(無制限/日数制)約800円

4〜7日間の出張

渡航先AiraloHolaflyUbigi
韓国(3GB)約900円約1,200円(無制限5日)約1,100円
シンガポール(3GB)約900円約1,200円(無制限5日)約1,000円
アメリカ(3GB)約1,200円約1,500円(無制限5日)約1,400円
ヨーロッパ周遊(3GB)約1,500円約2,000円(無制限5日)約1,800円

Holaflyは無制限プランが中心で日数ベースの課金、Airaloはデータ容量ベースの課金です。3日間の出張で大量のデータを使わない場合は、Airaloの1GBプランが費用対効果に優れています。

各サービスの詳しい比較はeSIM比較記事をご覧ください。

出張でよく使うアプリのデータ消費量

「1GBで足りるのか」という不安に答えるため、出張中によく使うアプリのデータ消費量を具体的な数字で示します。

アプリ・用途データ消費量の目安
メール送受信(1日50通、添付ファイル含む)50〜100MB/日
Slack / Teams チャット(テキスト中心)30〜50MB/日
Googleマップ(ナビ利用1時間)5〜10MB
Grab / Uber(配車1回)3〜5MB
Web閲覧(1時間)50〜100MB
Zoom会議 音声のみ(1時間)40〜80MB
Zoom会議 ビデオあり(1時間)500MB〜1.5GB
LINE / WhatsApp メッセージ10〜30MB/日
翻訳アプリ(Google翻訳等)5〜20MB/日

ここで重要なのは、Zoom会議のビデオ通話がデータ消費の大部分を占めるという事実です。ビデオありの1時間会議は500MB〜1.5GBを消費します。1GBプランだと1回の会議で使い切ってしまう可能性があります。

ただし、出張中のZoom会議はホテルのWiFiやオフィスのWiFiを使うケースがほとんどです。移動中にeSIMの回線でZoom会議をする場面は、現実にはそう多くありません。

eSIMの回線で行う通信を「メール、チャット、地図、配車アプリ、Web閲覧」に限定すれば、1日あたり150〜300MBが目安になります。3日間で450〜900MB。1GBプランでも収まる計算です。

念のため余裕を持たせたい場合は、3GBプランを選んでおけば安心です。3GBあれば、万が一eSIMの回線でZoom会議に1回参加しても問題ありません。

主要出張先の通信事情

ビジネスでの渡航先として多い都市の通信環境を整理します。

ソウル(韓国)

韓国の通信インフラは世界最高水準です。eSIMの4G/5G回線で下り50〜100Mbpsが安定して出ます。地下鉄の中でも通信が途切れることはまずありません。

空港(仁川国際空港)のフリーWiFiも高速で、到着してすぐにメール確認ができます。主要ホテルのWiFiも30〜100Mbpsと安定しています。

通信面で不安に感じる要素はほぼゼロです。eSIMの最安プランで問題なく出張を完了できます。

上海(中国)

中国出張は通信環境に最も注意が必要です。中国国内では、Google、Gmail、Googleドライブ、Slack、WhatsApp、LINE、ChatGPTなど、多くの業務ツールがブロックされています。

この問題を回避するには、VPNが必要です。出発前にVPNアプリをインストールし、動作確認まで済ませておいてください。中国国内からVPNアプリをダウンロードしようとしても、アプリストア自体が制限されている場合があります。

eSIMに関しては、中国本土対応のプランが限られています。Airaloでは中国向けプランが提供されていますが、VPN込みのサービスかどうかを事前に確認してください。一部のeSIMサービスは中国の規制に準拠しているため、VPNなしでは海外サービスにアクセスできないことがあります。

通信速度自体は都市部で4G LTEが安定しており、速度は問題ありません。問題は速度ではなくアクセス制限です。VPNの準備については出張向けVPNガイドVPN比較記事を参考にしてください。

シンガポール

シンガポールの通信環境は極めて優秀です。国土が狭いこともあり、5Gカバレッジが広く、eSIMの回線で下り50〜200Mbpsが出ることも珍しくありません。

チャンギ空港のフリーWiFiは世界トップクラスの速度を誇り、トランジットの間でも快適に仕事ができます。ホテル、コワーキングスペース、カフェのWiFi品質も総じて高いです。

シンガポールではネットの検閲も緩く、VPNなしで主要サービスがすべて使えます。通信面でのストレスはほぼありません。

ニューヨーク(アメリカ)

マンハッタン中心部のホテルやカフェではWiFi環境が整っていますが、建物の地下や地下鉄の一部区間では通信が不安定になることがあります。

eSIMの4G LTE回線は、屋外で下り20〜50Mbps程度。日本と比べると若干遅く感じることがありますが、業務利用には十分です。

注意点としては、アメリカのeSIMプランはアジア向けプランより少し高めです。1GBで約500円、3GBで約1,200円が相場です。

ロンドン(イギリス)

ロンドンの通信環境は良好です。eSIMの4G/5G回線で下り30〜80Mbpsが安定して出ます。地下鉄(チューブ)の一部区間では圏外になりますが、主要駅では4G接続が可能です。

ヨーロッパ周遊プランのeSIMを使えば、ロンドンを起点にパリやアムステルダムへの日帰り出張でも同じプランのまま通信が使えます。複数の欧州都市を回る出張には、国別プランよりヨーロッパ周遊プランが費用対効果に優れています。

キャリアの海外ローミングとの料金比較

「会社が通信費を出してくれるから、キャリアのローミングでいい」と考える出張者は少なくありません。しかし、自分のポケットから出ないとしても、無駄なコストは会社にとって負担です。特に出張が多い部署では、通信費の差が年間で大きな金額になります。

出張先・期間eSIM(Airalo 3GBプラン)キャリアローミング(1日980円)キャリアローミング(1日2,980円)
ソウル 2泊3日約900円2,940円8,940円
シンガポール 2泊3日約900円2,940円8,940円
上海 2泊3日約1,000円2,940円8,940円
ニューヨーク 3泊4日約1,200円3,920円11,920円
ロンドン 3泊4日約1,500円3,920円11,920円

ソウル2泊3日の場合、eSIMなら900円、キャリアの1日980円プランでも2,940円。差額は2,000円です。これが月に2回、年間24回の出張になると、差額は年間48,000円。出張者が5人いる部署なら年間24万円の差です。

1日2,980円のプランとの比較では差がさらに広がります。ソウル2泊3日で8,040円の差、年間24回で193,000円。もはや一人分の年間出張通信費だけで、別の経費が賄える金額です。

経費精算のTips

出張でeSIMを使う場合、気になるのが経費精算です。eSIMは領収書が出るのか、経費として認められるのか。結論としては、問題なく精算できます。

Airaloの場合、購入完了時にメールでレシートが届きます。レシートには購入日時、プラン名、金額、決済通貨が記載されており、経費精算の根拠資料として十分です。アプリ内の購入履歴からもレシートをダウンロードできます。

Holaflyも同様に、メールで領収書が送られてきます。どちらもクレジットカード決済なので、カードの明細と合わせれば証跡としては十分です。

経費精算時のポイントをまとめます。

購入時の通貨はUSDが多いため、経費精算書にはクレジットカード明細に記載された日本円の金額を使うのが一般的です。為替レートは決済日のカード会社レートが適用されます。

勘定科目は「通信費」が一般的です。会社によっては「旅費交通費」や「出張費」に含める場合もあるので、経理部門に確認してください。

法人で出張者が多い場合は、Airaloの法人向けプラン「Airalo for Business」を検討する価値があります。管理者が一括でeSIMを購入・配布でき、利用状況のレポートも出せるため、経費管理が楽になります。

出張費用の最適化についてはビジネス旅行向けクレジットカードの記事も参考にしてください。出張で使うクレジットカードの選び方次第で、eSIMの購入費用にポイント還元が付き、さらにお得になります。

出張前のeSIM設定チェックリスト

出張当日にバタバタしないために、前日までにeSIMの設定を済ませておくことを強く推奨します。以下のチェックリストを参考にしてください。

  • 自分のスマホがeSIM対応か確認(iPhoneはXS以降、AndroidはPixel 3a以降が対応のものが多い)
  • eSIMを購入し、プロファイルをインストール済みにしておく
  • インストール後、eSIMの回線が「設定」→「モバイル通信」に表示されていることを確認
  • データローミングの設定をオンにしておく(eSIM回線側)
  • 日本のメイン回線(物理SIMまたは主回線eSIM)のデータローミングはオフにしておく
  • eSIMの有効化タイミングを確認(購入時に有効化されるタイプと、現地で手動有効化するタイプがある)
  • VPNアプリをインストール済み、動作確認済みにしておく(中国出張の場合は必須)

詳しい設定手順はeSIM設定ガイドで解説しています。

短期出張でeSIMを使うメリット・デメリット

最後に、短期出張でeSIMを使うことのメリットとデメリットを整理しておきます。

メリットは明確です。

費用が安い。キャリアのローミングと比べて3分の1から5分の1の料金です。

設定が簡単。アプリで購入してインストールするだけ。所要時間は5分です。

物理的な荷物が増えない。SIMカードの差し替えもなく、スマホ1台で完結します。

日本の電話番号がそのまま使える。eSIMはデータ通信専用なので、日本のメイン回線はそのまま残ります。着信やSMS受信が必要な出張では、この点が非常に重要です。

デメリットもゼロではありません。

eSIM非対応のスマホでは使えません。ただし、2026年現在の主要スマホはほぼすべてeSIM対応済みです。

初回の設定に若干の手間がかかります。2回目以降は慣れるので問題ありませんが、初めてeSIMを使う方は前日までに設定を済ませておいてください。

通話機能はありません。eSIMはデータ通信専用のため、現地の電話番号での発着信はできません。出張先で現地の電話番号が必要になるケースは稀ですが、必要な場合は別途対応が必要です。

短期出張向けの1〜3GBプランを中心に、各eSIMサービスの料金・容量を比較しています。eSIM主要サービスの比較はこちら

まとめ:3日間の出張ならeSIM一択

海外出張3日間の通信手段は、eSIMがベストです。

1〜3GBプランを500〜1,500円で購入し、出発前にインストールしておく。現地に着いたら有効化するだけ。ホテルやオフィスのWiFiをメインに使い、移動中やWiFiが不安定なときだけeSIMの回線を使う。この運用で、出張中の通信に困ることはまずありません。

キャリアの海外ローミングで1日980〜2,980円を払う時代は終わりました。年間の出張回数が多い方ほど、eSIMへの切り替えによる費用削減効果は大きくなります。

次の出張から、ぜひeSIMを試してみてください。最初の5分の設定さえ乗り越えれば、「なぜもっと早く使わなかったのか」と思うはずです。

よくある質問

海外出張3日間にeSIMは足りる?
メール・チャット・地図が中心なら1〜3GBプランで十分です。Zoom会議が多い場合は5GB以上を推奨します。都市部ならホテルやオフィスのWiFiと併用すれば問題ありません。
出張用eSIMの費用は?
アジア3日間で500〜1,000円、アメリカ・ヨーロッパ3日間で800〜2,000円が目安です。キャリアの海外ローミングより大幅に安くなります。
出張先でeSIMの領収書は出る?
Airaloなどはメールでレシートが届き、経費精算に使えます。法人向けプランがあるサービスもあります。

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