ハワイ旅行のWiFi事情|空港からホテルまでネット接続の全選択肢
🇺🇸 ハワイ 基本情報
- 通貨
- USドル (USD)
- 言語
- 英語
- 時差
- UTC-10(日本 -19時間)
- ビザ
- 不要(短期)
- 電圧
- 120V
- プラグ
- A, B
ハワイは日本人にとって一番身近な海外リゾートです。直行便で7時間前後、時差は19時間(日付変更線をまたぐので、感覚的には「5時間戻る」に近い)。英語が苦手でも日本語が通じる場面が多く、初めての海外旅行先としても人気があります。
ただ、ネット環境については「アメリカだから大丈夫でしょ」と油断すると、意外なところで困ることがあります。筆者は家族旅行(妻と子ども2人)と一人旅の計2回ハワイに行っていますが、それぞれで通信の悩みポイントが違いました。
この記事では、ホノルル空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)に降り立った瞬間から、ワイキキのホテル、レンタカーでのノースショアドライブまで、場面ごとのネット接続事情をまとめます。
ハワイのネット環境は「都市部は快適、郊外は注意」
まず大前提として、ワイキキやアラモアナ周辺は通信インフラが整っています。T-MobileやAT&Tの4G/5Gエリアで、体感としては日本の都市部と変わりません。
一方、ノースショア方面やダイヤモンドヘッドのトレイルコース上、カイルアの住宅街の奥のほうでは、電波が弱くなる場所があります。家族旅行のときにノースショアのガーリックシュリンプを目指してレンタカーで走ったのですが、ナビ(Google Maps)が途中で固まって焦りました。
ハワイで使える通信手段を整理すると、以下の4つになります。
- eSIM(おすすめ)
- ポケットWiFiレンタル
- ホテル・施設のフリーWiFi
- 現地SIMカード
それぞれ詳しく見ていきます。
eSIMが一番手軽で、到着直後から使える
結論から言うと、ハワイ旅行にはeSIMが最もおすすめです。
アメリカはT-Mobile回線を使ったeSIMサービスが充実していて、日本で事前にインストールしておけば、ホノルル空港に着陸してスマホの機内モードを解除した瞬間からデータ通信が始まります。
筆者が一人旅のときに実感したのは、空港到着直後のありがたさです。入国審査を終えて到着ロビーに出た瞬間、すぐにUberを呼べました。ホノルル空港からワイキキまではUberで30〜40分、料金は30〜45ドル程度。タクシーより安く、配車もスムーズです。eSIMがなかったら空港のフリーWiFiを探すところから始めないといけないので、この差は大きいです。
家族旅行のときはまだeSIMを使っていなくて、空港でポケットWiFiの電源を入れて接続設定をして…と手間取っている間に子どもたちが飽きて大変でした。あの経験があるからこそ、eSIMの手軽さを強く推します。
eSIMサービスの選び方については、eSIM比較レビューで主要サービスを実際に使い比べています。アメリカ対応プランは各社とも充実しているので、データ容量と価格のバランスで選べば問題ありません。
eSIMの通信速度と実測値
ワイキキのホテル前で計測したところ、下り40〜80Mbps程度出ていました。動画視聴もテザリングも快適です。ノースショア方面では下り5〜15Mbps程度に落ちましたが、地図の表示やLINEのやり取りには支障ありませんでした。
注意点として、ハワイは日本との時差が19時間あるため、日本時間の深夜帯(ハワイの早朝)に家族と連絡を取りたい場合も、eSIMならいつでもつながります。ホテルWiFiだけだとロビーに降りないと接続できない場合もあるので、部屋から連絡したいならeSIMが確実です。
ポケットWiFiは家族旅行なら選択肢に入る
ポケットWiFiの最大のメリットは、1台で複数人がシェアできることです。家族4人旅行で全員分のeSIMを契約するより、ポケットWiFi1台のほうがコストは抑えられます。
ただし、デメリットも実感しました。
まず、充電の問題。ハワイは朝から夜までアクティビティが詰まるので、ポケットWiFiのバッテリーが夕方には切れます。モバイルバッテリーも持ち歩くとなると、荷物が増えます。ビーチに行くときに「ポケットWiFiどうする?」という問題も発生します。砂と水に弱い精密機器をビーチに持っていくのは気が引けます。
次に、行動が別になったとき。家族旅行でも、妻はアラモアナセンターでショッピング、筆者は子どもたちとビーチ、というように別行動になることがあります。ポケットWiFiが1台だと、どちらかがオフラインになります。
レンタカーでの移動中は、ポケットWiFiをダッシュボードに置いておけばカーナビ代わりのGoogle Mapsが使えるので便利です。ただ、ハワイの日差しでポケットWiFiが高温になり、一度自動シャットダウンしたことがあります。直射日光には要注意です。
ホテルWiFiは「あれば使う」くらいの位置づけ
ワイキキの主要ホテル(シェラトン、ヒルトン、マリオット系列など)は、リゾートフィーにWiFiが含まれています。リゾートフィーは1泊あたり30〜50ドル程度で、チェックイン時に自動的に加算されます。WiFi以外にもプール利用やフィットネスセンター利用が含まれていることが多いです。
ホテルWiFiの速度は、正直に言ってムラがあります。ロビーやプールサイドでは快適に使えても、高層階の部屋では遅いことがありました。家族旅行で泊まったワイキキのホテルでは、夜になると宿泊客が一斉にNetflixを見始めるのか、下り2〜3Mbpsまで落ちた日もありました。
ホテルWiFiだけに頼ると、外出中はオフラインになります。「ホテルに戻ればつながるから」と思っていても、レストランの予約確認やUberの配車はリアルタイムで必要になるので、eSIMとの併用が現実的です。
フリーWiFiスポットはサブ的に活用
ワイキキ周辺にはフリーWiFiが使える場所がけっこうあります。
アラモアナセンターは館内全域でフリーWiFiが使えます。ブラウザで利用規約に同意するだけで、パスワード不要です。速度は時間帯によりますが、ショッピングの合間にLINEで写真を送る程度なら問題ありません。
ロイヤルハワイアンセンターも同様にフリーWiFiを提供しています。フードコートで食事しながらSNSに投稿、という使い方ができます。
スターバックスやマクドナルドなどのチェーン店も、アメリカ本土と同じくフリーWiFiが使えます。ワイキキにはスタバが複数あるので、休憩がてら接続するのに便利です。
ただし、フリーWiFiにはセキュリティ上のリスクがあります。特に決済情報やパスワードの入力は避けたほうが安全です。どうしてもフリーWiFiで個人情報を扱う場合は、VPNの利用をおすすめします。VPN比較レビューで、旅行向けのサービスを紹介しています。
レンタカー移動ではオフラインマップが保険になる
ハワイ旅行の醍醐味のひとつが、レンタカーでのドライブです。ワイキキからノースショアまでは車で約1時間、カイルアまでは約30分。レンタカーがあると行動範囲が一気に広がります。
ナビはほとんどの人がスマホのGoogle Mapsを使うと思います。eSIMがあれば基本的にはリアルタイムで問題なく動きますが、前述のとおりノースショアの一部区間で電波が弱くなることがあります。
対策としておすすめなのが、Google Mapsのオフラインマップです。出発前にオアフ島全域をダウンロードしておけば、電波が途切れてもルート案内が継続します。ダウンロード容量は200MB程度なので、ホテルWiFiに接続した状態でやっておくと通信量の節約にもなります。
家族旅行のときに、ノースショアからの帰り道でナビが固まった経験を踏まえて、一人旅のときはオフラインマップを事前にダウンロードしておきました。結果的に電波が途切れた場面でもスムーズに走れたので、この準備は本当におすすめです。
充電環境はほぼ心配なし(電圧の話)
ハワイ(アメリカ)の電圧は120Vで、プラグはAタイプが主流です。日本の電圧(100V)とプラグ形状が近いため、日本のスマホ充電器やノートPCのアダプターはそのまま使えることがほとんどです。
正確に言うと電圧は20V高いのですが、最近のスマホ充電器やノートPCのACアダプターは100〜240V対応(ユニバーサル仕様)なので、変圧器は不要です。充電器の裏面に「Input: 100-240V」と書いてあれば問題ありません。
プラグの形状も、日本のAタイプ(2本の平たい刃)はアメリカのコンセントにそのまま差さります。アース付きの3ピンプラグ(Bタイプ)のコンセントもありますが、日本の2ピンプラグで使えます。変換プラグも不要です。
東南アジアやヨーロッパだと変換プラグが必要ですが、ハワイでは充電周りの心配がほとんどないのは楽です。
Uber/Lyftを使うならeSIMが必須
ハワイでの移動手段として、UberとLyftは非常に便利です。特にホノルル空港からワイキキへの移動、夜のレストランからホテルへの帰り道、飲んだ後の移動など、タクシーよりも使い勝手が良い場面が多いです。
ただし、UberもLyftもデータ通信がないと使えません。アプリで現在地を取得して、ドライバーとのマッチング、リアルタイムの位置共有、到着通知…すべてネット接続が前提です。
フリーWiFiの範囲内ならアプリは動きますが、ドライバーが到着するまでの間にWiFi圏外に出てしまうと、合流できなくなるリスクがあります。特に夜のワイキキでは、レストランの前で待っている間もずっと通信が必要です。
家族旅行のとき、夜にレストランからホテルに戻ろうとしてUberを呼んだのですが、ポケットWiFiのバッテリーが切れていて呼べず、結局タクシーを拾いました。eSIMならスマホの電池がある限り通信できるので、こういうトラブルがありません。
子連れ旅行で地味に助かるネット接続
家族旅行ならではの話をすると、子どもの暇つぶしにネット接続が役立つ場面があります。レストランの待ち時間、移動中の車内、雨の日のホテルなど、動画やゲームで時間をつぶせると助かります。
もちろん「せっかくのハワイなんだからスマホは見せたくない」という気持ちもわかります。でも、現実的にはレストランの待ち時間が30分を超えることもありますし、時差ボケで子どもが夜中に目を覚ましたときなど、動画が見られる環境があると親としては救われます。
また、Google翻訳のカメラ機能は、レストランのメニューを読むのに便利です。ワイキキのレストランは日本語メニューがあるところも多いですが、カイルアやノースショアのローカルな店だと英語メニューのみ。スマホをかざすだけで翻訳してくれるので、子どもに「これ何?」と聞かれたときにもすぐ答えられます。
まとめ:ハワイ旅行のネット環境、筆者のおすすめ構成
2回のハワイ旅行を経て、筆者がたどり着いた通信環境は以下の構成です。
- メイン回線:eSIM(T-Mobile回線、7日間5GBプラン程度で十分)
- サブ:ホテルWiFi(動画視聴や大容量ダウンロードはこちらで)
- 保険:Google Mapsのオフラインマップ(レンタカー移動用に事前ダウンロード)
- セキュリティ:VPN(フリーWiFi利用時のみ)
一人旅ならeSIMだけで完結します。家族旅行でも、大人がそれぞれeSIMを入れておけば、別行動になっても連絡が取れて安心です。子どものスマホやタブレットはホテルWiFiで十分。外出中に子どもが動画を見たい場合は、親のスマホからテザリングで対応できます。
ワイキキ中心の滞在なら通信で困ることはほとんどありません。ただ、レンタカーでノースショアやカイルアまで足を延ばすなら、オフラインマップの準備とeSIMの組み合わせが安心です。
eSIMサービスの選び方はこちらの比較記事で詳しく解説しています。ハワイはアメリカ本土と同じプランが使えるので、選択肢が多いのも嬉しいポイントです。
ハネムーンや記念旅行でハワイ以外のリゾートも検討している方は、バリ島の通信ガイドやモルディブの通信ガイドも参考にしてください。
アメリカはクレジットカード社会なので、Visa/Mastercardのタッチ決済対応カードを持っていけばほぼ現金なしで過ごせます。海外事務手数料や旅行保険の付帯条件はカードによって違うので、海外旅行向けクレジットカードの比較記事も出発前に確認しておくと良いです。
ハワイはツアーで行くと航空券+ホテルがセット割引になることが多いです。海外ツアー【トラベルウエスト】→でハワイツアーの料金を確認できます。
帰国後にやること
ハワイから帰国したら、スマホの設定を日本仕様に戻してください。時差ボケで疲れている中での作業になりますが、やることは3つだけです。
- モバイルデータ通信の回線を日本のキャリア(docomo、au、SoftBank等)に戻す
- 海外eSIMの回線をOFFにする(または削除する)
- 機内モードをON→OFFにして回線を掴み直す
帰国便に乗る前にeSIMをOFFにしておけば、成田や羽田に着いた瞬間から日本の回線に繋がります。詳しい手順は帰国後の設定ガイドで解説しています。
よくある質問
ハワイ旅行にポケットWiFiは必要?
ワイキキのフリーWiFiは使える?
ハワイでeSIMは使える?
ハワイのホテルWiFiは有料?
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