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韓国旅行のeSIM選び|ソウルで実測してわかったおすすめ3選

韓国は日本から近いぶん、週末弾丸旅行で行く人も多い渡航先です。2泊3日や3泊4日のサクッとした旅程が中心になるので、「eSIMにそこまでこだわらなくてもいいのでは」と思うかもしれません。筆者も以前はそう考えていました。

でも、実際にソウルでeSIM3サービスを並べてテストしてみると、サービスごとに速度差がはっきり出ることがわかりました。特に韓国はIT先進国だけあって通信環境が非常に良く、良いeSIMを選べばその恩恵をフルに受けられます。逆に言えば、選び方次第でその恩恵を取りこぼす可能性もあるということです。

この記事では、2026年2月にソウル(明洞、江南、弘大)と仁川空港でテストした3つのeSIMサービスの比較結果を共有します。

韓国で試した3サービス

今回テストしたのはAiralo、trifa、Holaflyの3サービスです。

韓国旅行は短期間のケースが多いため、対応国数の多さよりも「韓国単体で使ったときの費用対効果と速度」に絞って評価しました。5サービスの横断比較はeSIM比較まとめ記事に書いてあるので、複数国を検討している方はそちらを先にどうぞ。

サービスプラン料金日本円換算(1ドル≒150円)接続キャリア
Airalo1GB / 7日$4.50約675円SK Telecom
Airalo3GB / 30日$8.00約1,200円SK Telecom
trifa1GB / 7日$7.50約1,125円SK Telecom
trifa3GB / 30日$14.00約2,100円SK Telecom
Holafly無制限 / 3日$16.00約2,400円KT

短期旅行なら1GBプランでも足りるケースが多く、その場合Airaloなら675円で済みます。3日で約2,400円のHolaflyと比べると、価格差は歴然です。

テスト環境

テスト端末はiPhone 15 Pro(iOS 17.4)。2026年2月中旬のソウル滞在中に、4つのエリアで計測しました。

  • 明洞(繁華街、午後1時頃)
  • 江南(オフィス街、午前11時頃)
  • 弘大(カフェ密集エリア、午後4時頃)
  • 仁川空港 第1ターミナル(出発フロア、午前8時頃)

各地点でSpeedtestアプリを使い、3回計測の平均値を採用しています。

速度テスト結果

明洞(繁華街)

サービス下り(Mbps)上り(Mbps)Ping(ms)
Airalo52.318.719
trifa46.815.222
Holafly38.411.928

明洞の繁華街、観光客でごった返す午後の時間帯での計測です。Airaloが下り52.3Mbpsと圧倒的でした。韓国の通信インフラの強さを実感する数値で、日本の都市部とほぼ変わりません。

trifaも下り46.8Mbpsと優秀。同じSK Telecom回線なので、ベースの速度は近い水準にあります。Holaflyは下り38.4Mbpsで、KT回線のためかAiralo・trifaとは差が出ました。とはいえ、38Mbpsなら実用上まったく問題のない速度です。

江南(オフィス街)

サービス下り(Mbps)上り(Mbps)Ping(ms)
Airalo58.121.317
trifa51.417.820
Holafly42.713.525

江南エリアでは全サービスがさらに高速になりました。Airaloは下り58.1Mbpsを記録しており、これは筆者がこれまでeSIMで計測した中でもトップクラスの数値です。

この日は午前中にカンナム駅近くのカフェでリモートワークをしていたのですが、テザリングでMacBookを繋いでSlackとGoogle Docsを使いながら、バックグラウンドでSpotifyを流していても遅延を感じることは一切ありませんでした。「eSIMでここまで快適に仕事ができるのか」と正直驚いた記憶があります。

弘大(カフェエリア)

サービス下り(Mbps)上り(Mbps)Ping(ms)
Airalo44.616.123
trifa41.214.725
Holafly33.910.831

弘大は若者が集まるエリアで、カフェのWiFiも込み合う時間帯。それでもAiraloは下り44.6Mbps、trifaは41.2Mbpsを維持しています。

ここで気づいたのは、AiraloとtrifaがどちらもSK Telecom回線にもかかわらず速度差が出ている点。MVNOとしての帯域割り当ての違いなのか、Airaloのほうが一貫して10〜15%ほど高速でした。この差は体感では正直わからないレベルなので、速度だけを理由にtrifaを避ける必要はないでしょう。

仁川空港 第1ターミナル

サービス下り(Mbps)上り(Mbps)Ping(ms)
Airalo61.823.415
trifa55.219.618
Holafly47.315.122

仁川空港では全サービスが最高速を記録。空港はどの国でもインフラが強い傾向にありますが、それにしてもAiraloの下り61.8Mbpsは見事です。帰国便のチェックイン待ちの間にこの速度が出ていれば、搭乗前にNetflixのエピソードを1本ダウンロードしておく余裕もあります。

各サービスの所感

Airalo|韓国でも安定のトップ

韓国向けプランは1GB/7日で約675円から。SK Telecom回線に接続され、テストした全4地点で最速を記録しました。

2泊3日の弾丸旅行なら1GBプランで十分。地図、LINE、SNSを普通に使って、帰国時の残量は200MBほどでした。足りなくなったらアプリからトップアップできるので、小さめのプランで始めてもリスクは低いです。

Airaloの詳しいレビューはこちらの記事に書いています。

trifa|短期旅行に安心の日本語対応

速度面ではAiraloに僅差で及ばないものの、十分に高速。それよりもtrifaを推す理由は日本語サポートの手厚さにあります。

今回のテスト中、trifaのeSIMをインストールした直後に「データ通信をオンにしているのに繋がらない」という状態に遭遇しました。チャットサポートに日本語で問い合わせたところ、3分で返信が来て「ローミングをオンにしてください」との案内。言われた通りにしたら即座に繋がりました。こういうトラブルは慣れていればすぐ解決できますが、eSIM初心者には心強いサポート体制です。

1GB/7日で約1,125円と、Airaloより割高ではあります。でも韓国旅行が初めてのeSIM体験になる方には、安心料として妥当な価格でしょう。Airaloとtrifaをもっと詳しく比べたい方は比較記事をご覧ください。

Holafly|短期旅行では割高感が否めない

データ無制限プランは韓国旅行との相性が微妙です。2泊3日の滞在で3日間無制限プランが約2,400円。同じ日数をAiraloの1GBプランでカバーすれば約675円で済むわけで、3倍以上の差があります。

速度も3サービス中最も低い結果でした。KT回線のためSK Telecom回線のAiralo・trifaには及びません。KTは韓国第2位のキャリアなので品質は問題ないのですが、SK Telecomが強すぎるという印象です。

Holaflyが活きるのは、韓国に5日以上滞在して動画を大量に視聴するようなケース。週末弾丸では選ぶ理由が薄いというのが正直な評価です。

3サービスの特徴比較表

テスト結果を踏まえて、3サービスの特徴を一覧にまとめます。

項目AiralotrifaHolafly
速度(平均)最速(44〜62Mbps)速い(41〜55Mbps)中程度(33〜47Mbps)
料金(1GB/7日)約675円約1,125円無制限/3日 約2,400円
接続キャリアSK TelecomSK TelecomKT
日本語サポートアプリのみ24時間有人チャットチャットあり
テザリング
トップアップ不可

費用対効果ではAiraloが圧勝。サポート体制ではtrifaが頭一つ抜けています。Holaflyは「無制限」という唯一の強みがありますが、韓国の短期旅行では活かしきれない場面が多いのが実情です。

仁川空港到着からeSIMを使うまでの流れ

韓国旅行でeSIMを使う具体的な手順も書いておきます。筆者が2026年2月の渡航時に踏んだステップそのままです。

出発の2日前に、Airaloアプリで韓国向け1GB/7日プランを購入。そのままアプリの指示に従ってeSIMをインストールしました。この時点ではまだ回線はオフのまま。日本のメイン回線に影響はありません。

仁川空港に着陸してシートベルトサインが消えた直後、iPhoneの設定からeSIMの回線をオンに切り替えました。数秒でSK Telecomの電波を掴み、入国審査の列に並んでいる間にKakao Mapで空港からホテルまでのルートを検索できました。

空港のSIMカード販売カウンターには20人ほどの列ができていて、「あれに並ばなくていい」という事実だけでeSIMを選んだ価値があったと感じます。空港からソウル市内へのA’REXに乗り込む頃には、すでにGoogle翻訳で韓国語のメニュー写真を撮って翻訳する準備も万端でした。

ソウルで感じた韓国の通信環境

テスト結果を見ても明らかですが、韓国の通信環境は世界トップクラスです。筆者はこれまで32か国以上を訪れていますが、eSIMでコンスタントに下り40〜60Mbpsが出る国はそう多くありません。

地下鉄の車内でも通信が途切れないのは印象的でした。明洞から江南までソウルメトロ2号線で移動中、ずっとYouTubeを再生していましたが、一度もバッファリングが入りませんでした。東京の地下鉄でもここまでスムーズにはいかないことがあるので、韓国の通信インフラの底力を感じます。

弘大のカフェで隣に座っていた韓国人の方と少し話す機会があったのですが、「韓国のネットは世界一速い」と胸を張っていました。実測データを見る限り、あながち誇張でもないように思えます。

もう一つ、韓国ならではの事情として「Kakao関連サービスへの依存度」があります。Kakao Map、Kakao Taxi、KakaoPayなど、韓国ではKakaoエコシステムがインフラのように機能しています。これらのアプリは常時通信を前提としているため、安定したモバイル回線の確保が快適な滞在に直結します。フリーWiFiだけで乗り切ろうとすると、WiFiが切れた瞬間にタクシーの配車が止まったり、地図のルート案内が途切れたりするリスクがあります。その点、eSIMがあれば安心です。

韓国eSIMの選び方|判断基準は3つ

韓国旅行用のeSIMを選ぶとき、筆者が重視しているポイントをまとめます。

まず滞在日数から必要なデータ容量を逆算すること。韓国旅行は2〜4日間が多いので、1〜3GBで足りるケースがほとんど。過剰な容量のプランを買う必要はありません。

次に接続キャリアの確認。韓国ではSK Telecom回線のサービスを選ぶのが鉄板です。テスト結果でもSK Telecom回線のAiralo・trifaがKT回線のHolaflyを上回っていました。

最後にサポート言語。英語に抵抗がなければAiraloの一択ですが、不安があればtrifaの日本語サポートは本当に頼りになります。韓国でeSIMのトラブルに遭ったとき、英語でも韓国語でもないサポートに助けを求めるストレスは想像以上に大きいものです。

テザリングの使い勝手

韓国滞在中、テザリングでMacBookを接続する場面が何度かありました。江南のカフェでリモートワークをしていたときの話ですが、Airaloのテザリングで下り50Mbps前後が出ていたので、Google MeetでのミーティングもカメラONで問題なくこなせました。

trifaのテザリングも試しましたが、体感ではAiraloとの差を感じません。どちらもSlack、Google Docs、ブラウザを同時に使って支障のないレベルです。

一方、Holaflyのテザリングはやや速度が落ちる印象を受けました。下り30Mbps台でも通常の作業には足りますが、重たいファイルのアップロードでは待ち時間が生じます。テザリングを多用する予定がある方は、SK Telecom回線のAiraloかtrifaを選んでおくのが無難でしょう。

結論|用途別のおすすめ

韓国旅行のeSIMは、以下の基準で選ぶのがシンプルです。

費用対効果重視 → Airalo(1GB/7日で約675円)。速度も3サービス中最速で、短期旅行なら1GBプランで十分足ります。

安心感重視 → trifa(1GB/7日で約1,125円)。速度はAiraloとほぼ同等。日本語サポートが付いている安心感を買うかどうかの判断になります。

データ容量を気にしたくない → Holafly(無制限/3日で約2,400円)。ただし、2〜3日の短期旅行では割高感が否めません。5日以上の滞在で動画を多用するなら検討の余地はあるでしょう。

注意点|韓国旅行のeSIMで気をつけること

最後に、韓国旅行でeSIMを使う際の注意点を2つ挙げておきます。

1つ目は、韓国は滞在日数が短いぶん、データ容量のプラン選びが重要になるということ。5日間のタイ旅行と違って、2泊3日の韓国旅行で3GBプランを買うと余る可能性が高いです。筆者は1GBプランで2泊3日を過ごして残量200MBでした。地図とSNSが中心なら1GBで十分です。動画視聴が多い方だけ3GB以上を検討してください。用途別の消費量を詳しく知りたい方はデータ量の目安ガイドを参照してください。

2つ目は、韓国のフリーWiFiとの併用です。ソウルは地下鉄やカフェのフリーWiFiが充実していますが、速度にムラがあり、セキュリティ面でも不安が残ります。eSIMがあればフリーWiFiに頼る必要がなくなるので、セキュリティリスクを減らす意味でもeSIMの携行をおすすめします。

韓国旅行のネット環境や現地SIMとの比較など、eSIM以外の通信手段も含めた情報は韓国旅行のネット準備ガイドにまとめています。

韓国のネット環境全般については韓国旅行のネット準備ガイドに詳しく書いてあるので、eSIM以外の情報も含めて知りたい方はあわせてどうぞ。eSIMサービスの全体比較はこちらの記事にまとめています。

よくある質問

韓国旅行は何GBあれば足りる?
2泊3日〜3泊4日の短期旅行であれば、地図・SNS・LINE中心の使い方で1〜3GBあれば足ります。動画視聴が多い方は5GB以上を選んでおくと安心です。
韓国のeSIMで5G通信は使える?
2026年3月時点では、Airalo・trifa・Holaflyいずれも4G/LTE接続です。韓国は5Gインフラが整っていますが、eSIMサービスが5G対応するにはもう少し時間がかかりそうです。ただし、4Gでも下り40Mbps以上出るので体感差はほぼありません。
仁川空港でeSIMを設定できる?
できますが、出発前に自宅でインストールまで済ませておくことを推奨します。仁川空港はフリーWiFiが使えるので現地設定も可能ですが、到着直後から通信できる方が圧倒的に便利です。入国審査の列に並びながらGrabならぬKakao Taxiの手配ができます。
韓国でeSIMを使うのにVPNは必要?
不要です。韓国ではネット規制がないため、日本と同じようにSNSやGoogle、YouTubeなどすべて使えます。日本のTVerやABEMAを視聴したい場合のみVPNが必要になります。

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